祖母はスカーフが好きでした。


中でも曾祖父から買って貰ったという

青いスカーフと入手先は不明ですが

ベージュのスカーフを愛用していました。


ベージュのスカーフは棺の中の

祖母に着用させて送り出しました。


青いスカーフは私が祖母の形見として

もらうことにしました。


ところが最近見当たらないと思って

母に聞いたら叔母が燃やすゴミに

出していたと言うことでした。


もう既にゴミの日は過ぎてしまって

どんなに泣いても悔やみきれません。