やっぱ、お米の味って「土地と水で決まる」んだな、って思う。
赤土だと味が落ちるって話も。


ボクの実家は、もともと農家だったようだ。
曾祖父の時代には、4~5町歩、米を作っていたと聞いてる。
(1町歩=3,000坪)?・・・けっこうデカいな。

祖父の時代は祖父が樵(きこり)の職についたんで
土地は多くを手放し、5反(1500坪)まで減らしていた。

オヤジの時代は戦争もあり、実家には祖父母だけが残った。
4反はタバコ農家に貸して、残りの1反(300坪)だけ米を作れば
実家で1年間食べるぶんは賄えていた。

農作業は、都度、土日に親戚が集まり、「田植え」や「稲刈り」をやった。
ここで出来る米は独特の味で、ほんとに甘くて美味しかった。
親戚にも好評で、実家に来ると必ず米を持ち帰っていた。



オヤジが倒れて、Uターンして帰ってからは
車検整備・板金塗装の仕事をしていた。

ある時、職場の先輩の家に呼ばれて、夕食を御馳走になった。
その時食べた御飯の味が、実家で食べるのと全く同じだった。
えっ!?・・・なんでやねん はてなマーク

実家と、その先輩の家は隣町・・・以上だな、かなり離れていたが
よくよく聞いてみると、先輩の御両親がお米を作っていて
「田んぼ」が「実家の田んぼ」の4、5枚隣だってことがわかった。

土地がイイんで手放したくなくって、わざわざ遠くまで通いながら
作っているということだった。納得 !!

それまで、いろんなところで食事しても
実家の御飯と同じ味に出くわしたことがなかったんで
この偶然にビックリ。

@@@@@@@@@@@@@  おまけ @@@@@@@@@@@@@

節約も兼ねて、自宅で煎れたお茶を会社に持っていくようになって
少し経ったころ、自動販売機のお茶が不味く感じるようになってきた。
ことに、某メーカーの烏龍茶なんか、薬臭くてたまんない。防腐剤?

感覚が戻ってきたのかな?

まだ味覚、老化してないみたい、安心。WWW