【1】あわや・・・・・?

兄貴:高校生、ボク:中学生、ある冬の朝。
二人で寝ている部屋にのようなモノが立ち込め
焦げ臭い匂いで目が覚めた。

ふと、アンプ(兄貴作)に繋いでるゲルマニュウム・ラジオ(兄貴作)に
目をやると、同調コイルのボビン、プラスチックが灰になってた。
|||(-_-;)|||



ゲルマニュウム・ラジオが結構、高音質である事は知られている。
受信する帯域幅特性が緩い山なりで、放送局からの電波(信号)を
がっつり拾っているから?

なので、ゲルマニュウム・ラジオをアンプに繋ぐと
意外に、Hi-Fiな音で聴けた。
わずかな混信には目をつぶった。

話を戻そう。

この日、兄貴自作のトランスレスのアンプに
ゲルマニュウム・ラジオを繋いでいた。
真空管のヒーターをAC100Vで賄ってるトランスレスのアンプは、

アース側にAC100Vの片側が繋がっている。
通常の使い方であれば問題は起こらない。
コンデンサを通して、シャーシーにアースすれば
シャーシーに触って感電することもない。

この時、ゲルマニュウム・ラジオのアース側ではなく
アンテナ側を地面に繋いでいた(アースしていた)。
この方法は単純にゲルマニュウム・ラジオを
イヤホンで聴く場合には行われる。



この日、不運にも、ハンダ付けが1か所外れていて
しかも、トランスレスのアンプを使っていたため
ゲルマニュウム・ラジオの同調コイルの両端に
AC100Vの電圧がかかってしまった?

トラブル時のリスク回避の目的で、100V電力線の片線が

電柱のトランスから地面にアースされているから。

アンプのコンセントを逆に差していたら・・・
ハンダ付けが、外れなかったら・・・
ゲルマニュウム・ラジオのアース側を地面に繋いでいたら・・・


起こらなかった、アクシデント?


アパートの管理人から「漏電のアラームが出っぱなし
だったと言われ、平謝り。|||(-_-;)||||


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【2】方形波?

当時、兄貴は工業高校の電気科に通ってたんで
学校には当然、オシロスコープがあった。

兄貴の自作した「6V6-GT プッシュプル」のモノラルアンプの
特性を調べるために、学校に持って行ったらしい。

正弦波(Sinカーブ)の信号を入力して、出力信号を調べると・・・



ほ、・・・方形波ぁ!?  |||(-_-;)||||

 


調べてみると、6V6カソード抵抗の値を間違えたため

カソードのバイアス電圧が設計値と違ってきて、動作点が狂って、

正弦波(Sinカーブ)の頭の部分がクリップ(カット)され
方形波もどきになってしまったようだ。

同級生から「すげぇビックリマーク おまえ『正弦波➡方形波・変換器』作ったの!?
って、イジられたそーだ。WWW

 

カソード抵抗を正しい値のモノに交換したら
ちゃんと正弦波(Sinカーブ)が出てきたみたい。

めでたし!めでたし!!ニヤリ