ラジオカフェ 星空倶楽部 | [みさと天文台友の会 松本のブログ] 星も音楽もド素人なのに何故か会長になってしまった松本の悪戦苦闘の日々(会長就任8年目に突入)

[みさと天文台友の会 松本のブログ] 星も音楽もド素人なのに何故か会長になってしまった松本の悪戦苦闘の日々(会長就任8年目に突入)

みさと天文台は和歌山にある紀美野町立の天文台です。友の会は星とみさと天文台を愛する人の集まりで、ボランティアで出張観望会を開催したり、天文台でのイベントを魅力あるものにする為に活動しています。 友の会に入会すると、みさと天文台の機関誌が毎月送られてきます。

毎週日曜日の14時くらいから、和歌山放送ラジオ ラジオカフェ( パーソナリティ:赤井ゆかりアナ)にみさと天文台の研究員が順番に生で出演し、10分程度ですが楽しい星のお話をしています。その日に見える星空・星座、これから起こる天文現象、天文台でのイベント予告など、内容は様々だそうです。ただし、特番などにより中止になることもあるそうです。

http://wbs-cafe.sblo.jp/

先日(10月11日)の放送内容は・・・


<みさと天文台星空倶楽部通信>
 (担当:台長・矢動丸泰さん)

~ 意外と身近にあるノーベル賞の観測装置 ~

 この1週間はノーベル賞ウィークで盛り上がりました。
 日本人が二日連続で受賞、物理学賞は2年連続で受賞となりました。

 ◆2015年ノーベル物理学賞
  梶田隆章さん(56)東京大学宇宙線研究所 
  授賞理由
  「ニュートリノが質量を持つことを示すニュートリノ振動の発見」

 ◆ニュートリノとは
   ニュートリノはとても小さい素粒子。
   どんな物でも通過してしまう性質を持っています。
   1cm四方の面積に1秒間で600億が通過しているとも。

 ◆ニュートリノを捕まえる装置
   何とかして捕まえるために考えだされたのが「カミオカンデ」。
   円筒形の巨大なタンク(サイズ約40m)に5万トンの水。
   内面に光を感じる装置を取り付け真っ暗な水の中を監視しています。
   ニュートリノと水がぶつかり光ることでニュートリノを調べます。

 ◆みさとに観測装置(一部)が
   みさと天文台にはカミオカンデの一部が平成8年から展示してあります。
   手の届かないところで行われている実験を身近に感じるチャンス。
   天文台でノーベル賞につながる研究に思いをはせてください。

  ⇒みさと天文台のホームページはhttp://www.obs.jp/


←東京大学の光電子増倍管
みさと天文台にはスーパーカミオカンデの為に製作された20インチ大口径光電子増倍管が展示されています。これはレプリカではなく本物です。製造工程で少し不具合があって性能が良くなかった為に使われなかったものらしいです。