コースが違った国際宇宙ステーション | [みさと天文台友の会 松本のブログ] 星も音楽もド素人なのに何故か会長になってしまった松本の悪戦苦闘の日々(会長就任8年目に突入)

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みさと天文台は和歌山にある紀美野町立の天文台です。友の会は星とみさと天文台を愛する人の集まりで、ボランティアで出張観望会を開催したり、天文台でのイベントを魅力あるものにする為に活動しています。 友の会に入会すると、みさと天文台の機関誌が毎月送られてきます。

国際宇宙ステーション(ISS)は、現在、宇宙(地上から高さ約400km上空)を飛んでいる人が乗っている唯一の物体です。速さは秒速で約8km(時速28000km)で地球を約90分間で一周します。一日では16周します。、大きさはサッカー場くらいで条件がそろえば(日の出前と日没後の2時間ほどの間)地上から肉眼で見ることができます。
JAXA HPより引用
昨日の夕方、和歌山では快晴で月齢3.3の三日月と金星が接近して素敵な夜空でした。

夜20:08頃に北西の低い空を見ていましたが・・・見つからない!

ん!?おかしい!

ふと気が付くと北北西の高い空に輝く移動物体発見!

予想より北よりのコースか?それに時間も少し早い(おそらく30秒ほど)

どんどん高度を上げて・・・発見から約1分後に80度近くまで上昇!

これは予想の62度より高い!

天頂近くをかすめて南西の空に移り、徐々に輝きを失い20:11:30に南西の空の少し高いところで消失しました。

ISSは少しずつ高度が下がってくるので時々(予告なく)ブーストして高度を上げるのでコースや通過時刻が微妙に変化します。

今回もおそらくそのような理由でコースが変化したものだと思われます。

お陰で予測より高い高度で長時間見られたので得した気分です。


ISSは地上に太陽が届かない日の出前と日没後に上空のISSの機体にだけ太陽が当っている時だけ地上から観測できます。

以前、上空に飛来した時に一瞬だけ激しく発光したのを見たことがあります。恐らくISSの太陽パネルに当って反射した光がたまたま地上の私の方に飛んで来たようです。

それ以来、何度もISSを見ていますが二度目のフラッシュには遭遇できません。