こんにちは


葛飾区水元 吉村ピアノ・リトミック教室です



すっかり暑くなりました


ブログを書くのもほんとに久しぶりです


月替わりのポイントレッスン

(レッスンの数分を使って、様々な音楽の項目をちょこっと学ぶ取り組みです)


7月は「演奏を聴く」

数年前、発刊されたときに、その特徴のある表紙がとても気になっていた楽譜「ゼツメツキグシュノオト」


間もなく、勉強仲間がその楽譜をレッスンに取り入れていることを知り、さらに良いタイミングで作曲者の春畑セロリさんの「ゼツメツキグシュノオト」のセミナーに参加させていただき


今では、7月の「演奏を聴く」は

「ゼツメツキグシュノオトを聴く」になっています


この楽譜は、同内容の生き物の絵本とリンクしており





生徒は絵本から好きな生き物を選び


詩を音読し


画像を見たり鳴き声をきいたりし


先生の弾くその生き物の曲を聴いて


様々な発見をします


初めてさんは、選べと言われてもどうしていいかわからずに、絵本を見つめて固まったりするので


(なにが始まるんだろう、なにをさせられるんだろう、と不安になったりするんですね)


一週目は私が生き物を指定しています


今回、初めてさんには

「リュウキュウアカショウビン」


まず、絵の中から「どれがリュウキュウアカショウビンかな?」


絵には、南国の植物もあり

生徒はリュウキュウアカショウビンが動物なのか鳥なのか植物なのか、この時点ではまだわからないので迷うことも…


詩に出てくる"放物線"のワードをクイズ形式で教えて

実際に鳴き声を聴かせ


一緒に鳴き声を真似っこ

この時点で、小さな生徒のオメメはキラキラします


そしていよいよ「演奏をきく」


曲の中に鳴き声見つけてね


生徒はワクワク

先生はドキドキです

(セロリさんの曲、弾くのがけっこう難しいのと

そのワクワクなキラキラオメメの純粋さを間近に感じて緊張しちゃうので💦)


この曲の始まりは、セロリさんは「これは空気の音」とおっしゃっていて


本来、音としてきこえない感覚を音楽にした部分かと思います ほんとにセロリさんの音楽は繊細です


でも、鳴き声の動画には、外での録音独特の雑音が入っていて、これがまた、自然いっぱいの森を想像させられるので


小さな生徒には「この空気の音から始まるよ」

と誘導します


慣れてきた子たちは、様々に曲からイメージを感じ取りますが、まっさらな初めてさんは

曲の中のリュウキュウアカショウビンの鳴き声を聴き取れたらそれでよしです


経験者の生徒たちは


「ラッコが海底に潜ってるようなところがあった」

「最後の音は、エゾナキウサギが巣穴に着いたところ」


など、聴いて感じた印象や場面を言ってくれました


もう何回も経験している生徒は


聴いた後に、「ここをあなたならどう弾く?」と


クマゲラの木をつつくところや

カカポカカポカカポ、と連呼するところを

弾かせてみました


弾いてみよー、と言われて


え!え!?と言いながらも

顔はちょっとパァっと嬉しそう


最後に

小さい子は悲しくならない程度に


大きい子は現実として


なぜ彼らはゼツメツの道を辿るのかをチョロっと話してポイントレッスンの時間を終わります


昨年は

8月に発表会があったので、ポイントレッスンはお休みでしたので


2年ぶりのゼツメツキグシュノオトですが


子どもたちは、相変わらず大好きです


さて、今日はどんな生き物を選んでくれるかな