ポルトガル リスボン | 杉山未紗オフィシャルブログ「Ray Of Sunshine」Powered by Ameba

ポルトガル リスボン

ポルトガルはなんとなく遠くて後回しにしてしまいそうな国。スペインまではいくのだけど。
でも今まで行ったことのない国に行ってみたくて初めてポルトガルにきました。

ポルトガルを一言で形容するのは難しいです。パリやロンドン、イタリアみたいな派手さはないのだけど、だからといって地味というわけでもないです。



リスボンは空港からとてもおしゃれな雰囲気でしたが、街は美しくておしゃれ。ロンドンのように近代的なおしゃれさが古い建物の雰囲気とマッチして素敵です。全体的に建物は白い。眩しく照りつける南欧の光が美しい街並みをより一層キラキラさせていて、リスボンは海のすぐそばなので港町の雰囲気。港町なのにマルセイユみたいに治安が悪い感じがしない。
町のどこからでも海が見える。
海のそばでは恋人が抱き合っていたり、時間がゆったり流れます。
私の大好きな世界観です。



港町なので急な坂道が多くてサンフランシスコみたいに路面電車が走ってます。この路面電車いつから走ってるんだろ。乗るとガタガタで凄い年期が入ってます。坂道を歩くのは一苦労ですが、路地裏の雰囲気が素敵で洗濯物の干してあるカラフルなお家を眺めていれば飽きません。振り返ると魔女の宅急便みたいな街並みと海。解放的な気持ちになります。一曲かけそう(笑)








ポルトガル語というのもあるのか、街ではストリートミュージシャンがボサノバを歌っていたりします。
でもポルトガルはやはりファドがメインの音楽で町中に沢山のファドのお店があります。これが今回の私のお目当てです。

ポルトガル料理はすごく美味しいということで、リビエラ市場という、東京でいう築地みたいな場所に来ました。この市場の横にはリスボンの美味しいお店が出店しているフードコートがあって色んなお店の味を気軽に味見できます。




料理はというと。とにかく涙出そうなくらい美味しいです。新鮮な海鮮がメインですが、生ハムとかお肉も美味しい。とにかく最高です。私は音楽の次に美味しいものを食べることが好きで美味しい食べ物には目がありません!ここに住みたい。。と思うくらいでした。
私はお酒は飲めないけど、皆昼間からワインを飲んでいます。羨ましい!
食べきれないくらい頼んじゃった。。





街はおしゃれだけど、女の子には買い物はおすすめしません。。あまりおしゃれの洋服が売っているお店がありませんー。残念ですがやっぱりパリのおしゃれさにはほど遠いーー・

でもアトリエが沢山あって、やっぱり私たちよりも身近に芸術があるんだなーと思います。
おしゃれな缶詰屋さん見つけました。


夜はファドを聞きに観光書には載っていない地元の人も集まるお店に来ました。


20人くらいしか座れないお店は凄い混雑でほとんどが立ち見。混みすぎて飲み物も買いにいけません。壁には沢山のファド歌手の写真が飾ってあります。動けないくらい人が溢れているのにどこで演奏するのだろうと不思議に思っていたらギタリストが2人登場し、私の目の前の椅子に座って演奏し始めました。そうしたらお店のマネジャーみたいなおじさんがいきなり唄い出し、ライブスタート。特等席!!!
勿論マイクも何もありません。哀愁漂う泣きの音楽。港町の人々の歴史が詰まったみたいな、今まで聞いたことのないものでした。
音楽や歌は特別なものじゃなくて身近なものなんだなって改めて思いました。