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 携帯電話など最新の情報通信機器の操作に精通した若者が増える中、今回のような不正行為はどんな試験でも起こりうる。これまで厳重な対策を立ててこなかった大学側も対応を迫られている。

 3日に最後の11年度入試があった花園大(京都市中京区)は、79人の受験生全員に携帯電話の電源を切って封筒に入れさせ、机上に置かせて試験を実施した。奈良県立大(奈良市)も同日、2次試験の中期日程(8日)で同様に封筒に入れさせ、一時回収することを決めた。両大学とも従来は、電源を切ってカバンにしまうように指示するだけだった。

 だが、今のところこうした対応を決めたのは、比較的規模が小さな大学だけ。約6500人が12日からの後期日程に志願している大阪大は「人数が多く、個人情報の固まりの携帯電話を回収するのは困難」(入試課)といい、「これまで『性善説』で成り立ってきたのが日本の入試制度」と対応に苦慮する。

 一方、資格試験などでは一歩進んだ対策を実施している例もある。国際コミュニケーション英語能力テスト「TOEIC」は、携帯電話の電源を切っているかどうか一人一人確認。日本英語検定協会も「以前から電源を切って机の上に置かせている」と話す。

 教育評論家の尾木直樹さんは「今の若い世代はインターネットや携帯電話にどっぷり漬かった生活をしており、こうしたカンニングは起こるべくして起きた。今の学生への理解と対応が不足している点を教育界も見直すべきだ」と指摘する。

 ネット問題に詳しい神戸大学大学院の森井昌克教授(情報通信工学)も「携帯電話を持ち込んだだけで不正とみなすというコンセンサスを日本中の大学が共有すべきだ。隠して持ち込む場合に備え、カバンの中まで見たり金属探知機を設置するなど、何らかのチェック体制も考える時期に来ている」と話す。【井上俊樹、渡辺暢、安高晋】

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 ◇入試問題の掲示板投稿と捜査の経過◇

2月 8日    同志社大の入試問題が投稿される

  11日    立教大の問題で計2回投稿

  12日    早稲田大の問題投稿

  25~26日 計8回京都大の問題投稿

  26日    京大関係者を名乗る人物から京大にネット投稿疑惑を伝える電話

  27日    文部科学省が4大学に調査を指示

  28日    京都府警は、偽計業務妨害の疑いがあると見て捜査を開始

3月 2日    京都府警と警視庁が投稿に使われたのはNTTドコモの携帯電話であることなどを突き止める。仙台市内の予備校生(19)が浮上

   3日    宮城県警の捜査員がJR仙台駅構内で予備校生を発見

         京都府警が逮捕

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