Dの純情vol.8 Sakishima re:birth。


2020年11月14日。実に9ヶ月ぶりのさきしまコスモタワー開催となったイベントです。


出演者はMagic Timeさん、MaleeNaさん、柊ゆうさん、ビジネス妖精!あーみーちゃんさん、Good knight** さんの計5組。演者数を5組まで絞って、限定40名のシッティング、ソーシャルディスタンスのライブ。席の移動や最低限の会話以外発声やMixやコールは禁止。それでもありがたいことにほぼ完売となりました。


既にこの時、D君は袂を分ち、むーさんと僕の2人体制でイベントに取り組みました。当時、高校を卒業した僕の長男がアルバイトとして、もぎりやドリカン、会場整備を手伝ってくれました。こんなこと言ったら何なんですけど、ウチの長男、わりとイケメンなんですよね笑。当時の風貌は、韓流アイドルグループにいそうな、もっと攻めた言い方したらピンチケヲタクみたいな笑、そんな見た目でした。親しくしていた演者様にはもちろん紹介させてもらったのですが、「え?マジでココさんの息子さんですか?イケメンですやん?」と褒めながらディスられる経験をしました笑。余談ですが、今はその5歳下の高校生の次男がイベントを手伝ってくれています。彼はおっきな体のマスコット的なキャラで、こちらも可愛がっていただいています。会場で顔を見たお客様も多いと思います。イベンターを辞めると発表した後、花澤ゆずさんが会場にいた次男にイベントを引き継いで、みたいな話をしてくれたのには笑いましたね。ありがたいお話です。


父親がアイドルイベントのイベンターしてるって、息子達からしたらどんな感じなんかなぁってずっと思ってました。いい歳してアイドルに夢中になって…とか呆れられてるのかなぁ?とか、はたまた広義の意味で芸能の仕事に携わってることを何だか凄いと好意的に受け止めてくれてるのかなぁ?とか。僕は本業も持っています、その傍らで二足の草鞋でイベンターの仕事を始めました。ここ10年くらいは家庭を顧みれる余裕もなかったし、僕個人のこと、家庭の問題、色々あって、正直余り思春期だった息子達と触れ合う時間や会話も少なかったです。そんな中で父親は畑違いのアイドルイベント業を立ち上げた。正直、理解されるとは思っていなかったです。


でも、イベント制作に真剣に取り組む姿や楽しむ姿、関係者様とのやり取り、そして温かいお客様や、何よりこれまで関係を築いてきた演者様が直接息子達に語りかけて下さいました。自分で言うのもなんですが、お父さんがどれだけ心を配ってたくさんの人達から慕われているか、どれだけ真摯にこの仕事や、誰かの夢を応援しようと身を粉にして奮闘しているか、そんなよな話をして下さった方もいたそうです。そして、イベントを作るその工程の最初から最後までを通して体験して、息子達がイベント後に「親父は凄い」と言ってくれたこと。イベンターになって1番嬉しかったのは、息子達が父の仕事ぶりから何か大事なものを感じとってくれたことかも知れません。


(次こそ波乱含みのイベントの内容に続きます)