初めてイベントを開催した激動の2019年が終わり、2020年がやって来ました。世間では、年末辺りから、新型の厄介なウイルスの症例が現れ始め、ちょうど年末に例のMagic Timeさんの名古屋遠征のお手伝いをしたくらいにはちらほらとその噂が流れ出して来ていて、まさか未知のウイルスの出現するはまさかこの後、あれほどまでにエンタメ業界に暗い影を落とす未来が待ち構えているとは想像だにつかなかった時代でした。


しかしながら、まだこの時は何の疑念もなく制作に携わることができました。今にして思えばこの時までが新型コロナとの戦い前の最後のイベントだったと言えるでしょうね。


vol.5は計11組。Magic Timeさん、幻想しゅとらぶるさん、麻雛紗弥さん、MILK CIDERさん、Fortune Doolさん、織部さおりさん、Keeper Girlsさんに加えて、あすきょうさん、黒×剣《BLACK SWORD》さん、むむーちゃんずさんが初めましてでした。


とは言え、むむーちゃんずは、一緒にイベントを盛り上げてくれていたむーさんのユニットで、後に一緒の事務所でFEARDOOL(現在は解散)のるるたそとのユニットだったし、ブラソさんは本隊としては初めましてでしたが、メンバーの優樹さんはvol.3に別名義で出演して下さいました。


あすきょうさんをお呼びできたこと、これには深い思い入れがありました。何度も話して恐縮ですが、僕がこのイベントを始めたのはDONDOLIというかつてさきしまコスモタワーを拠点に活動をしていたユニットがいたからに起因します。DONDOLIが新メンバーを加え再始動した時、あすきょうさんとの繋がりが生まれました。待望の新曲を出すタイミングで、その振り付けをあすきょうさんがして下さり、レッスンをして下さったのです。


あすきょうさんは永山飛鳥さん、杏佳さんによる双子ユニットで、踊り手界隈で注目を集めた後、Dancing Doolsとしてメジャーデビューして活躍され、あすきょうとして当時は活動されていました。無知な僕でも名を知る活動者さんでしたし、DONDOLIの新曲に携わって下さることがもう青天の霹靂でした。新曲初披露の際にはさきしまにも出演して下さり、そこで初めて生のパフォーマンスを拝見しました。あの日の感動は今も忘れていません。


その後、DONDOLIが解散後、代表曲であった「ヒロイン」という楽曲は、あすきょうさんが引き継いで下さいました。ライブで歌って下さるのもこの後も聴かせていただきましたし、歌われなくなった想い出の歌を、今も歌って下さること、ファン冥利に尽きます。


DONDOLI解散後、DONDOLIVEを継承する形でかつてのファンだった人間が続けて来たイベントに、恩人とも言えるあすきょうさんをブッキングさせていただけるとなった喜びを、昨日のことのように思い出せます。震えるくらいの感動を得たライブでした。


ライブ後日、確かPangaeaさんで行われたワンマンに招待して下さったり、その後プロレスのアンバサダーとして活躍されていたあすきょうさんを見にさきしまの運営会社の皆さんと伺わせていただいたりもしました(多分、ZERO ONEだったと思う笑)。プヲタなんでめちゃくちゃ楽しかった思い出。


あんまり知られてないんですけど、さきしまでコンビを組んでる運営会社さんってほんまにすごいんですよ。びっくりするくらいのビッグネーム(ス◯ダさんとか)とお仕事してたり、海外にも強いし、DONDOLIのラスト曲となったツバサもアンダーグラフさんからメッセージいただいたりしてたし。その恩恵もあって、あすきょうさんと接点が持て、まさかDの純情のエントリー名にあすきょうと入れる日が来るなんて、半年前に始めた頃には思いもしなかったです。vol.5はそういった意味でも忘れられない回になりました。


(黒×剣さんが出たからには、次回はあの人について書きますので続きます)