たぶん2022年6月24日、大阪ぶりのオトループ…と思ったら、翌月15日の渋谷CLUB CRAWLの集合写真見たらちゃっかり写ってた😛


にしたって、およそ2年ぶりの東京だった。


オトループに初めて出会った頃、もう何年前だ?たぶんもう8年とか9年とかそれくらいだと思うのだけど、来年記念すべき20周年を迎えるオトループのまだ半分足らずしかいなくても、確実に僕の人生と心を救ってくれたのはイカしたバンドマンの奏でる魂を震わすロック。それこそ、彼らの鳴り止まないロックがもたらしたのは僕には福音だった。


あの頃の僕は、深い、そして暗い海の底にいる気持ちだった。たくさん傷ついて、たくさん諦めて、たくさんもういいや、と投げ出そうとしていた。


そんか時にSNSで偶然知ったのが、オトループというバンドとの出会いだった。


あれからたくさんの歌を聴いた。

たくさんの音に触れた。

たくさんの話をした。

たくさんの出会いがあった。

人生に付加価値という余白をつけてくれるのは、音楽との出会いであり、音楽は人と人を繋げる。交わらないはずのものが速さや深さは異なれど繋がり、また次の運命に、道標を立ててくれる。彼らが続けてくれた19年が、確かに僕の川にも沿って流れ、そして、確かにその先で繋がった今を確かに生きている。


僕の寿命があと何年かは知らないが笑、僕の人生にはオトループが必要だ。必要になったのだ、と改めて感じられた夜だった。


36歳で亡くなった、ボーカル纐纈さんの母を想い、彼が36になった歳に生まれた「36-林檎の唄-」。アンコール前、ラストに選んだこの歌が世に出た年に、ここ渋谷CLUB CRAWLで、彼の生誕で、またその歌を聴く。何という深みか、何という成熟した思いの込められた歌か、と震える思いがした。


長時間運転してきて(今回、大阪からの陸路という愚挙に挑んだのだけども笑)疲れ切ったはずの体を満たすほどの満足感と多幸感で、渋谷を後にした。


今から20周年が本当に楽しみだ。語彙力などもうとうにない。ただ、楽しみなのだ。