包茎の処置後の痛みのため、なかなかおしっこが出なかったブライアン。
 「ちっち、ちっち」と言いながらトイレに行くものの、おしっこが出せない、という辛い体験をした。

 しかし、そのときに、「尿意―ちっち―トイレ」というラインが頭の中に出来上がったようで、一気にお漏らしが少なくなった。前から、昼間は普通のパンツをはかせていたんだけど、いつもお漏らし。お漏らししてから「ちっち」と報告してくれていた。

 しかし、例の事件以降、ちゃんとトイレでおしっこできるようになった。遊びに夢中になっている時はお漏らししてしまうし、我慢もできないので、幼稚園に行くときや外出時、夜寝るときはオムツ。

 昼寝のときにもお漏らしするので、おねしょシーツを買ってきた。
 
 これから大変なのは、外出時のトイレ探し。だってほら、便座のないトイレばっかりだから、フィリピンは。でも、せっかく教えてくれてるのに、「オムツにしなさい」とは言えないもんねぇ。

 そうそう、それから、なかなか言葉が出ないブライアンだが、最近は名詞が出るようになってきた。で、突然、2語文(?)  「バイバーイ、ちっちーー!」と、水の流れる便器に向かって。人生初の2語文がこれって。。。。いや、これって2語文とは言わないのか??

 人生いろいろ。

 
 3月の末から歯列矯正を始めて、もう7ヶ月。最初は、「6~8ヶ月も経てば、歯並びはきれいになって、数ヶ月に1回の受診でよくなるわよ」なんて言われていたんだけど、いまだに2週間に一度、歯医者に通っている。

 がたがただった上の歯は、ようやく横一線に並んだんだけど、スペースが無かったので、今は前歯が激しく出っ歯の状態になっている。さんまどころの話じゃない。そのせいで、前歯はかみ合わず、物を噛み切ることができない。奥歯は大丈夫だから、すりつぶしはOKなんだけどね。これからは、この出っ歯を中の方に押し込んでいく。

 事前に上の親知らず2本を抜歯してスペースを作ったんだけど、押し込むためのスペースがまだ足りないらしい。

 で、先週、もう一度レントゲンを取り、歯列矯正再計画に入っていた。

 今日、担当歯科医から連絡が入った。「両方の奥歯をもう一本ずつ抜いた方がいい。」

 がーーーーん。抜くのか・・・。奥歯のかみ合わせは悪くないので、できれば抜きたくないって言ってたのに、それでも抜くってことは、やっぱり必要な処置なのでしょう。出っ歯も困るので、これは素直に従うしかない。

 来週は時間が無さそうなので、再来週の月曜日。2本同時に抜歯してもらう予定。1本ずつだと時間がかかるから。しばらくは両方の奥歯で噛めなくなるから辛いけど・・・。クリスマスパーティーシーズンには間に合うといいんだけど・・・・。
 大きな試練のあった日、家に帰ったのは夕方6時ごろ。処置は2時頃だったが、その後おしっこしていない。イタイイタイと言っている。様子を見てみたけど、「ちっち、ちっち」というのでトイレには連れて行くけど、痛いのか、おしっこしない。医者に電話して痛み止めを出してもらったけど、やっぱり同じ。そのうち、すやすや寝てしまった。2時からおしっこしてなくて、もう夜9時だよ・・・。心配で心配で、もう一度医者に聞いてみたけど、「大丈夫、大丈夫。」言われるのみ。日本の母親にもそう言われ・・・。

 夜中1時。ちっち、ちっちと目を覚ましたが、トイレではおしっこしない。あぁ、どうしよう。

 と思ったそのとき。「いたーーーー!!!」の絶叫とともに、大量の排尿。床の上。でも、こんなに嬉しいお漏らしは無かった。

 翌朝、やっぱり痛そうで、ちっち、ちっちというけど、トイレではおしっこしない。普段は飲ませないんだけど、ペットボトルのお茶(甘い)を飲ませることにして、仕事へ。途中でエマちゃんに電話してみたら、9時ごろ大量にお漏らししたらしい。よかった。

 その後は何度もお漏らし。トイレでも排尿。あぁ、良かった。

 午後、医者に連れて行って見てもらったら、昨日は紫だった部分が、赤くなっている。痛そうだけど、紫よりはずっと良い。あと2,3日経てばピンク色になるよ、と、医者からの嬉しい言葉。もしも気づかずにいたら、感染が悪化して入院になったかもしれないと言われた。

 まだ痛みは残っているので、ブライアンの試練は続くけど、私には嬉しい日になりました。


 余談。エマちゃん、強いのよ。ブライアンのちんちんの先に、家でも綿棒で薬つけないといけないんだけど、ブライアンが痛がるから、私はかわいそうでかわいそうでできない。それをエマちゃん!すごい!大胆に皮を剥いて、ちゃんと薬つけちゃうんだもん。頼もしいなぁ。看護師にしたい。(観察もきちんとできるし、対処も的確なのよ。)
 前にも同じようなタイトルで書いたことがあったと思うんだが、今日は別の試練。
なんと、「包茎」!!!

 笑ってはいけません。結構大変なんですよ。1年位前にも、風邪じゃない発熱があり、泌尿器科医に見てもらったら、包茎って。たぶんそのせいで、ペニスの先に感染を起こしてるっていわれ、そこに綿棒で薬を突っ込む処置をやったことがあった。

 今回は、私がブライアンをお風呂に入れているときに、先が赤くなっているのに気づいた。触るのを嫌がる。これは・・・・と思い、同じ泌尿器科医に見てもらった。やっぱり思ったとおり、炎症。同じように薬を入れる処置と、飲み薬で抗生物質を出されて飲んでいる。

 今日は2回目の処置。綿棒だけではなく、思い切ってコッヘルのような(はさみのような)器具で、一気に穴を広げたので、ブライアン、号泣!でも、やっと根本的な問題が解決されそうな気配。中に隠れていた部分は、血行が悪いのと感染とで、皮膚の色も悪くなっていて、ぞっとした。見つけてよかった!

 明日、もう一度見てもらう予定。明日になれば、きっともっと良い色になってるはず、と医師とともに期待しています。これで、手術をしなくてもいい可能性が高まった。

 医師も親身になってくれて、しかも無料で全部やってくれて、ありがたくて涙でそうです。男の子って、難しい・・・・。
 11月1日。オールセイントデイ。こっちのお盆みたいな日。お墓参りにいく。そのために、私もブライアンとエマちゃんを連れ、バギオに行ってきた。

 今回のバギオは、涼しいけれど暑くはなく、雨も降らず、本当によかった!ブライアンもだんだん大人になり、エマちゃんも相変わらず良く働いてくれるので、久しぶりの友人にも会えたし、前から行きたいと思っていたカフェにもいけた。

 レオナルドウッド通り沿いにある「PNKY」というカフェ。B&Bも併設。ハーブを使った料理やお茶を出してくれる。ウェイトレスの姉ちゃんの愛想の無さがなんとも言えずもったいないが、料理はなかなかでした。ただし、フィリピン人好みではないらしく、旦那はあまり満足してなかったけど。ハーブの香りとか、一皿に盛られている料理の量が少ないことが不満なんだと思うが、日本人には良いんじゃないかな。

 

 バギオでも喘息発作を起こしかけたブライアン。相変わらず、本人は元気イッパイ。現地の病院に連れて行った。1回目の医者は最悪だったが、二日後にもう一度連れて行ったときの医者は、とてもよく説明してくれて良かった。


 友人が仕事にしている、「ハワイアンキルト」のバッグやポーチも買えたし、大収穫のバギオでした。次はいついけるかな。
 週末は墓参りのためにバギオに行くため、久しぶりに旦那に電話をしてみた。凄いハスキーボイスだった。扁桃腺が腫れているらしい。何より先に、ブライアンに風邪がうつらないか心配したが、今日の朝、医者に見てもらって薬を飲み始めたらしいので、多分大丈夫。多分・・・。

 この前は、のどが痛くてバドミントンを楽しみにしていた旦那だが、今日の彼は、

「朝起きたら声が出なくなっていたから、ジョギングしてきたよ。」
 だった。なぜに、声が出ないとジョギングになるのか、意味不明。
 どうやら、病気(風邪)になったら汗をかけば治ると思っているらしい。いや、安静にしたほうが良いと思うがね、私は。

 咳が出たときはカラマンシー(ライムのような柑橘系果物)ジュースが良いといい、離乳食も始まっていないブライアンにカラマンシーの汁を飲ませた義弟に激怒したこと、あったなぁ。
 呼吸器内科医に聞いたら、咳が出るときは柑橘系は刺激が強すぎるから駄目なんだって。ビタミンCは必要だけど、それは別のものから摂りましょう。スパイシーなものやメンソールも止めた方が良いんだって。日本ののど飴って、どうなんでしょうね。

 思えば、結膜炎に母乳、火傷に歯磨き粉、いろいろあったなぁ。次はどんな民間療法が出てくるのが、楽しみといえば楽しみ。
ハロウィンブライアンの幼稚園のハロウィンパーティに、わざわざ休みを取って参加してみた。マイマイさんに借りた衣装を着せ、たいそう可愛いブライアン。これを見るだけでも、来た甲斐があったというものだ。

 ハロウィンはキリスト教の行事じゃないと思うんだが、会場は教会のイベント部屋。幼稚園がカトリックなので、まあ、分かるけどね。

 子供たちはみんな仮装。ほとんどの子が、市販の衣装だったけど、中には手作りの大作も。手作り人魚の女の子がいたが、メイドさんは子供を抱っこして移動させないといけないので、大変そうだった。人魚だからね、歩けないのよ。

 パーティは、仮装コンテスト、子供たちのダンス、ゲーム、子供たちへのキャンディとおもちゃのプレゼント、おやつ、という内容。

 仮装コンテストは、審査員の紹介から始まった。審査員の学歴やら職歴まで紹介されたが、誰も聞いちゃいない。

 子供たちのダンス。ブライアンの所属する2,3歳児クラスは、全員がステージの上でジャンプしているだけだった。もちろんブライアンも。振りをそろえて踊りなんて、まだ無理。ダンス終了後、司会者は「可愛いジャンピング・ダンスでした!」なんてコメントしてましたが。司会者の娘もこのクラス所属。まあ、親が見れば可愛いダンスでしたね。

 ゲーム。借り物競争だったんだけど、借りなきゃいけないものが「あなたのお父さん」「あなたのおばあちゃん」「白髪」「あなたのお母さん」「あなたの先生」。
 最初の題目二つは、限られた人しか参加できない感じでいまひとつですね。ブライアンは、最後の題目で先生を連れて行き、賞品のお菓子をもらいました。

 子供たちへのキャンディのプレゼント。トリックorトリート。このために、キャンディ二袋と小さなおもちゃ3つずつを、全員が寄付しました。

 おやつ。これもまた、一人が10人分ずつの、おやつの差し入れ。うちはジュース10パックとカップケーキみたいなものを20個ほど持っていったんだけど、皆さんいろいろ持ってきてましたね。
 おやつの時間には、我先にと大人たちがお菓子を取るために並び、(子供の分も一緒にとるんだけどね)、会場は大混雑。一番すごいのは、各家庭のメイドさんたち。勢いはあるし、紙皿の上にお菓子を山盛りにしてました。みんなで分け合おうという気持ちはないのかね・・・・。と思っていたら、我が家のエマちゃんも、目が点になるほど、たっぷり持ってきました・・・。まあね、彼女もフィリピン人だからね。

 パーティー中の会場は無法地帯と化し、子供が騒ぎまくり、メイドさんたちが記念写真を取りまくり、騒然としていたけれど、何もかもが親からのカンパ物資で、手作り感あふれるパーティーでした。みんな自分の子供の仮装した姿を楽しみに来ていたわけで、無法地帯だろうがなんだろうが、それはそれでOKなのかもね。
 保健省で働く友人とランチするため、Tayumanというところへ出かけた。

 住んでいるマンション前からジープに乗り、途中で電車に乗り換えるのがいいかな、なんて思ってた。
 が、地図を見てみると・・・・交差点でジープを降りて、その場で別のジープに乗り換えれば、目的地につけそうだ。それなら、ジープを降りて駅まで歩くよりは、ずいぶん楽だぞ!

 と思い、とりあえずジープに乗る。

 約束の時間が迫っているのに、大渋滞。まずい。目的の交差点は目の前。
 で、ジープを降りて歩いてみた。200メートルくらいかな。傘持ってきて、良かった!暑い!

 そして目的の交差点。でも、想像と違う。ジープがあんまりないみたいだ。その辺のオヤジに、「TayumanのSMへジープで行くには、あれに乗ればいい??」と聞いて見たが、「ジープじゃ行けないよ」という。そんなはずはない。

 そこで、見つけたジープの運転手に聞いてみたら、「いけるよ。乗りなよ。」と。ほらね、やっぱりジープで行けるじゃん!

 しかし、何かが違う。目的のSMからちょっと右へ寄ってないか?このジープのルート。もう一度運転手に聞いてみたら、もう一回乗り換えないといけないらしい。歩けないこともないが、遠いよ、といわれた。この時点で約束の時間になってしまっていたので、とりあえずいわれた場所で降りて、次のジープを捕まえて乗り込んだ。

 そしたら、あっけなく、2分で到着。

 私は、A通り、B通り、C通りの順で3つのジープに乗ったんだが、実はA通りとC通りは交差していて、2つのジープで行けるのでした。
 帰りは2つのジープで帰ってきたが・・・・

 ジープ5つは、なかなか疲れますな。一番暑い、お昼前と午後の2時過ぎの時間帯で渋滞にはまったので、最悪な空気の中で長時間呼吸し、喉もイガイガです。

 駐在さんには考えられないだろうな、ジープの乗り継ぎなんて。子供が一緒なら、私もタクシーですがね、空気が悪いので。しかしまあ、私はたくましくなりましたな。
 昨日の夜、旦那から携帯にメッセージが入った。

 「そっちは元気?ブライアンは元気になった?こっちはバドミントンして汗をたくさんかいたら、元気になったよ。」


 やっぱりそれ、病気じゃねーよ。バドミントンでさわやかに汗かけるくらい元気だったんだよ。あんたは最初から病気じゃなかった!
 日本では、クレジットカードを結構使っていた私。

 フィリピンに来た今、日本クレジットカードは2枚も持ってるけど、フィリピンには持ってない。結構、不便。
 そんなある日、ショッピングモールで、○ティバンククレジットカードのキャンペーンみたいなのをやっていて、帰国の時に使うノースウェスト航空のマイルもたまるって言うので、その場で申し込んだ。人生初のゴールドカード。(普通のカードじゃ、航空会社のマイルにならないんだって)

 しかし、待てど暮らせどカードは届かず、電話してみた。私への電話が通じなかったので、カード審査に落ちました言いやがる。なんてこと!どこへ電話したのかと問えば、病院(勤務先)の代表電話。あんたね、フィリピン随一の病院の代表が、「誰も出ない」なんてことがあるわけ無いでしょう!!!と、一発カツを入れてやり、もう一度やり直すように言った。

 その後も待てど暮らせど・・・・。数回、同じようなカツ入れ、焼入れを繰り返したが電話は来ず。
 最終的には、「こんなにひどいサービスを受けたのは初めてです!!」と、怒りの興奮メールをカスタマーサービスに送った。

 二日後には「担当部署を指導します」のメールが来て、更に数日後にはようやく職場に電話が入った。

 と思ったら、また連絡が途絶えたので、また今日、私から連絡してみたら、審査は通った、とのこと。1週間でカードは届くんだって。ホントかね??

 その5分後。携帯にシ○ィバンクからメッセージが。

「おめでとうございます! 審査に通りました!」

って。通って当然だっつーーの!!何が「おめでとう!」だよ。めでたくねえよ!申請して既に1ヶ月以上経ってるんだよ!

 今週中に取れなければ、申請は引き下げ、他の銀行のカードにしようとパンフレットを集め始めたとこだった。実は、シティだけかと思ったら、BPIのカードもノースウェストのマイルがたまるのね。そっちにすればよかった。

 でもま、最初の1年は年会費無料だから、その間にまた何か焼き入れ事件でも起こったら、あっさり解約してBPIに乗り換えるかも。

 あーぁ、大変だった。久しぶりにローカル相手にけんか腰になり、「途上国フィリピン」を堪能でした。