“生きる”って事。 | Misaruka rui Official Blog 「きみと読む物語」Powered by Ameba

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明後日、
一時は本当に死にかけた兄貴がステージに復活する。

心から願っていた日がこんなに早く来るとは思ってなかったから、とても驚いているし正直な所とても心配な気持ちもある。

「無理しないで」ってついつい言いたくなってしまう。
こないだ兄貴がワンマンライブに顔出しに来てくれた時も何度も何度も言いそうになってその度言葉を引っ込めるのに必死だった。

だから「無理しないで」って言いたくなる気持ち、本当に本当にすごくわかる。

だけど「無理しないで」という言葉が何より辛くて苦しい時もあるって事を痛い程に知ってるから、僕は兄貴に無理すんなって言わないでいようって想ってる。

心配してくれる人がいるって事は、それだけ愛されてるって事。
だからこそ、自分を心配してくれる人達には感謝しかない。

本当は「無理してないよ大丈夫、ありがとう」って言いたいのに、それが言えなくて「無理しないでって言わないで」なんて言えるわけも無い。

だからこそ、

自分を愛してくれる言葉だってわかるからこそ、

無理してでも何があっても絶対にやるんだってもう心に固く決めた人間には「無理しないで下さい」って言葉が辛い時もある。

声が出なくなってでも、医者に馬鹿かと叱られても、少しも歌えなくなっても、ステージに立ち続けるのを止めなかった時に痛感した事。

昔読んだ本で、「人の一生の価値は誰かにどれだけ“生きて欲しい”って想ってもらえるか」で決まると言ってた。

無理してでも、命がけでもやると決めた事、立つべき場所、護りたい約束。

たとえそれが命がけでも、
男が一度やるんだと決めた事なのであれば、その人にとってそれが“生きる”って事。

そもそも、何かを背負って生きてる人間は、大抵いつだって精一杯の無理をしてるもの。

だからこそ、兄貴が決めた事ならどんなに心配だって黙ってその背中を押してあげたいと想う。

その代わり、
もしも万が一、本当に万が一の事だけど兄貴がステージで気を失ったり倒れたりしたら、僕が一番に飛び込んで救い出すよ。

心配で心配で心配で心配で、まだ早いんじゃないか?とか、そんなに焦らなくたって皆ちゃんと待ってるよ、
とか色々色々色々色々言いたくなる気持ちが溢れ出して来そうだけど。

それでも僕は兄貴が決めた事を応援するよ。
兄貴の決めた“生き方”を応援するよ。

明後日はさ、
心配そうな顔じゃなくて最高の笑顔でさ、
皆で兄貴に「おかえり」って言ってやってくれよ。

頼む。