11月1日、尾瀬至仏山(2228m)に登って来た。
下界は真っ赤に染まった紅葉。
尾瀬ヶ原は池塘の表面が氷に覆われ、水中を植物が、揺れる。
恐らく水中の方が暖かいのであろう、確実に息づいている。
まるで動物が冬に向けて、冬眠の準備をしているかのようだ。
11月3日で全ての道路と施設は閉鎖され、春まで人を寄せ付けない。
春になれば水芭蕉が芽を出し、咲きほころび、カエルが鳴き、小鳥たちがさえずる。
今は、春夏の喧騒が嘘のように、静まり返り、人影も少ない。
この山系は蛇紋岩で覆われ、森林限界が非常に低く、中腹から急峻なハイマツ帯と岩礫地になり、非常に滑りやすい。
尾瀬ヶ原から至仏山へのコースは登山のみで、下山禁止になっている。
念のため、アイゼンは持参するが、使わず、何回か転倒を繰り返しながらも、約9時間、一人静寂の尾瀬を楽しんだ。





