こんにちは、いつもありがとうございます。お陰様で体調良くリサイタルの準備を進めさせて頂いております。ブログのご縁より、沢山の方にご予約を頂き感謝の気持ちでいっぱいです



3月4日(土)第一生命ホールにて、お目にかかれますことを楽しみに本番を迎えさせて頂きたく思っております



では引き続き、会場でお渡し致しますプログラムより、曲目解説の③曲目でございます



第21回波戸崎 操フルートリサイタル

水上の音楽〜光と影

《第一部》


ソルヴェイグの歌~組曲「ペール・ギュント」
   
グリーグは、ノルウェーの民族音楽から深い影響を受けた国民楽派の作曲家で、ピアノのために数多くの小品を残しており「北欧のショパン」と呼ばれています



組曲「ペール・ギュント」は元々は、ノルウェーの劇作家ヘンリック・イプセンが1867年に書いた戯曲作品です


(上演を目的としないドラマとして書かれましたが、本来は舞台向きでないこの作品を上演するに当たって、イプセンは音楽によって弱点を補うことを考えました。当時作曲家として名を上げつつあった同国人のグリーグに、劇音楽の作曲を依頼し、全27曲の劇音楽の中から8曲が選び出され、4曲ずつそれぞれ第1組曲、第2組曲と改作され作曲されました)



「ソルヴェイグ(ソルベーグ)」とは、主人公ペール・ギュントが村の結婚式で出会った少女の名前で、放浪の旅に出たペール・ギュントを待ち続け、戻ってきた彼に彼女が歌った子守歌がこの「ソルヴェイグの歌」です


「ペール・ギュント」は、官能性の高いメロディーが基調になっていますが、特にこの曲は、北欧の澄んだ冷涼な空気と哀愁を感じさせてくれます


リトアニアにて制作致しましたアルバム『Grace of Lithuania』(リトアニアの響き~祈り)では、フルート、アルトフルート&ピアノのトリオにて収録致しましたが

リサイタルでは、フルート、チェロ&ピアノでの演奏です。お楽しみに。MISAO