今晩は、お疲れ様です。MISAOです、いつもありがとうございます。春の陽気になって嬉しい一日でした。今日は先月11日に行いましたリサイタルの本番より第1部に演奏致しましたアルビノーニのアダージョの映像をご披露させて頂きます。

アルビノーニのアダージョ Albinoni - Adagio




<曲目解説>

トマゾ・アルビノーニは17世から18世紀にかけて活躍したイタリアの作曲家です。
「アダージョ(Adagio)」とは、速度記号の一つで「ゆるやかに」の意味にあたり、アルビノーニによる作品、また、彼の代表作・・・ということになっていましたが、実はこれを作曲したのはジャゾットという20世紀のイタリアの音楽学者だということがわかっています。

アルビノーニの作品目録をつくっていたジャゾットは、ザクセン国立図書館から受け取ったアルビノーニの自筆譜の断片を集め編曲したと称していたのですが、その自筆楽譜が公開されたこともないため、今ではジャゾットによる偽作であるとされています。ただこの曲の魅力がそれで失せることはなく、美しくも切ない旋律は様々な映像作品などで使われています。


写真 今井一詞・小林みのる

第20回 波戸崎 操フルートリサイタル~目覚めよと呼ぶ声が聞こえ~2016年2月11日(祝)
in第一生命ホール晴海トリトンスクエア

フルート 波戸崎 操
ヴィオラ 上田美佐子
チェロ  三枝 慎子
ピアノ  金益 研二

この曲は同日に発売致しました波戸崎 操CD色彩集11「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」

にも収録致しておりますので是非お楽しみください。MISAO