こんにちは、いつもありがとうございます。MISAOです。
今日は、2月11日(祝)に行います第20回波戸崎 操フルートリサイタルの4曲目にご披露致します「 アダージョ」曲目解説です
④アルビノーニのアダージョAdagio in G minor/ 作曲 T.アルビノーニ/ジャゾット
トマゾ・アルビノーニは17世から18世紀にかけて活躍したイタリアの作曲家です。
「アダージョ(Adagio)」とは、速度記号の一つで「ゆるやかに」の意味にあたり、アルビノーニによる作品、また、彼の代表作・・・ということになっていましたが、実はこれを作曲したのはジャゾットという20世紀のイタリアの音楽学者だということがわかっています
アルビノーニの作品目録をつくっていたジャゾットは、ザクセン国立図書館から受け取ったアルビノーニの自筆譜の断片を集め編曲したと称していたのですが、その自筆楽譜が公開されたこともないため、今ではジャゾットによる偽作であるとされています
ただこの曲の魅力がそれで失せることはなく、美しくも切ない旋律は様々な映像作品などで使われており、アルビノーニのアダージョと、名前が曲名になる程 有名です
わたくしのアルバム・色彩集1(ファーストアルバム)に既に収録した曲ではございますが、編成を変え、今回のリサイタル(アルバム)では、フルート・ヴィオラ・チェロ・ピアノにてご披露させて頂きます
どうぞお楽しみに! MISAO