波戸崎 操NEWアルバム色彩集特別版~月光香~4曲目は、イタリアの作曲家リカルド・ ドリゴ( 1846 - 1930 )が作曲した「セレナーデ」です。自作のバレエ音楽「百万長者の道化師」のために作曲したこの曲は、数あるセレナーデの中でも、このメロディに匹敵する美しさはそうはないと思える程の美しさキラキラで(後に添えられたイタリア語の詩は、夢見るような月の光のもと恋人を甘く優しく誘います)日本では「ドリゴのセレナーデ」として親しまれています。

セレナーデとは「夜曲」と訳され、夕方に演奏される曲という意味合いをもっています
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ここからは、わたくしの収録秘話ヒミツになりますが。。。

今回、この曲を収録した音源CDを最初に聴いた時、収録現場では決して無かった、あり得ないような不思議なサウンド音譜が聴こえ、大変驚きました叫び

わたくしの聴き間違えか、または耳耳の具合が悪くなってしまったのか??何度も何度も聴き直し、スタッフにも聴いてもらいました。
しかし、その不思議な音は聴こえて来るのでした。

その音とは、、《まるで、ベニスの運河に揺らぐゴンドラ (伝統的手漕ぎボート)を船頭さんが緩やかに漕いでくれているような》音
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この収録、フルート&ギターだけでパーカッションは、居なかったはずなのに、、、。

何度聴いても、やはり聴こえて来ます。

何故、このようなサウンドが入っているのか、録音当日の現場を詳細に思い返したことで、やっと予想がつきました

これは、スタジオ録音では無く、ホール録音によるCD収録のやり方を選択したからこそ入った音!

つまり、その場に居た人 全員の呼吸や動き、ホールの空気感流れ星、すべてが閉じ込められたものでした。

スタッフ共々で、この不思議なサウンド入り「ドリゴのセレナーデ」を今回のアルバムに入れるのか、外すか、何度も議論、検討致しました。

その結果、まるでベニスの運河で収録しているかのような?この不思議な「ドリゴのセレナーデ」を、まさに~月光香~お月様として皆様にお楽しみ頂きたい!との思いに辿り着きました。

どうぞお楽しみにべーっだ!MISAO流れ星