猫のバジルを皆さんにご紹介します。

我が園芸センターの

非公式なスーパーバイザーです。

 

バジルはある雨の午後に

園芸用品店にふらりと入ってきました。

それ以来ずっとそこにいるのです。

ふわふわのキジトラの毛並みと

意外な場所で居心地よく昼寝する才能で

彼はたちまち顧客や

スタッフのアイドルになりました。

ある晴れた朝のことです。

バジルは完璧な休憩場所を発見しました。

プラスチックで出来た長いプランターです。

堆肥や花の種の袋に囲まれたそのトレイは、

ぴったりと暖かく、彼の…その豊かな体格に

ちょうどいいサイズでした。

バジルは中に入り、ゆったりと体を伸ばし

すぐに幸せな眠りに落ちました。

その大きな…お腹を丸出しにして。

通りかかる買い物客たちは

写真を撮らずにはいられませんでした。

「見て見て!」と彼らは声を上げます。

「この子も園芸用品と同じ様に売っているの?」

 



でもバジルはただの飾りではありません。

彼には仕事があるのです。

――少なくとも彼はそう信じていました。

 

毎日、彼は新鮮な土嚢の上に座って

その日に届く配達物を検品して

新しい園芸道具の上に丸まって寝て

その快適さを確かめていました。

従業員たちは皆

バジルの存在が私達の心を癒し

そのおかげで売上が増えたと誓います。

「植物を買いに来たお客様が

商品の鉢や腐葉土、そして

バジルの写真を何十枚も撮って帰るんです」

季節が移り変わるにつれ

バジルは地元の有名人になりました。

彼は園芸雑誌に

「コミュニティを育てた猫」

というタイトルで特集されました。

買い物客たちは

何マイルも離れたところからやって来ました。

 

この売り場で苗を買う為だけではなく

平凡な園芸センターを

町で一番居心地のいい場所に変えた

のんびり屋のキジトラ猫に会うために。