花子は、226年生きた 史上最長寿の鯉でした。

体長約73cm、体重は約7kgだったそうです。 

 

「私と花子は大の仲良しです。池のほとりから『花子!花子!』と呼びかけると、ためらうことなく泳いで来てくれます。頭を軽く撫でると、とてもうれしそう。水から引き上げて抱きしめたりもします」とヒロさんは言う。

 

 

1966年、名古屋女子大学畜産学研究所の広正義教授は、花子の年齢を綿密に調べるために2か月を費やしました。木の幹の年輪を数えて樹齢を判定する方法と同様に、魚の年齢は鱗の年輪を数えることで推定されます。 これらの輪は専門家が顕微鏡で観察した場合にのみ判別可能で、魚の季節的な変化を反映しています。輪の幅が広いほど夏季を示し、魚は一般的に餌を多く摂取し、成長が加速します。逆に輪の幅が狭いほど冬季を示し、魚の代謝が遅くなります。 

 

この技術により、花子はおよそ 1751 年に生まれ、1977 年まで生きていたことが判明しました。驚くべきことに、花子と同じ池で飼われていた他の鯉を調べたところ、それらもすべて100 歳を超える長寿の鯉であることがわかりました。

 

 

ちょっと調べてみたんですが、

どうやら間違いだという記述を見付けました。

全日本錦鯉振興会さんのサイトです。

以下にその全文を転載します。

 

「鯉は長生き」を象徴するエピソードとして有名な「花子」。岐阜県東白川の池に住んでいた花子は、鱗の輪の数から223歳とされ話題になり、1983年発刊のギネスブックにも載りました。しかし現在では、この年齢は誤りであるとされています。

 

 

223歳という年齢は、魚の成長にともなって鱗に刻まれる隆起線が、木の年輪と同じように1年で1本ずつ増えていくという誤解から生じたものと思われます。実際には、隆起線は1年に何本も刻まれ、特に年齢が若いときほど多くなります。それは稚魚や幼魚期ほど成長が早く、鱗も大きくなるからです。人間も一番身長が伸びるのは生まれてから1歳までの間で、18歳くらいまででほとんど成長は止まりますよね。それと同じで、鯉も寿命までずっと大きくなり続けるわけではないので、当然ながら鱗の成長も一定の年齢で止まります。鱗による年齢判定は、成長期を過ぎた鯉では難しいのです。

 

 

錦鯉の実際の寿命は、飼育環境にもよりますが長くて30~40年ほどと言われています。しかし、観賞価値を保てる期間はそれより短くなります。その鯉の資質、環境、飼育者の愛情……美しさのためには、どれも欠かすことができません。

 

 

 

全日本錦鯉振興会さんの公式見解なので

これは信憑性があると思われます。

 

ちょっと夢の無い結論になりましたが、それでも

40年なら十分長生きだと思いませんか?(;´∀`)