安心ナビゲータ&カウンセラー高橋美咲(みさっきー)です。
「お母さんは可愛いより面白いのが好きでしょ。これ、お母さん好きだと思って」
そう差し出されたお土産の袋に入っていたのはこちらヒヨコのヘアバンド。
こちらがそれ。
拡大バージョン
「その通り!!私、可愛いより面白いが大好きです。」
今ではお母さんは「面白いのが好き」と理解してくれた子供たちですが、3年前、突如ウクレレ漫談を始めた母に対して子供達の反応はとても冷たかった。
母が、突然のウクレレ漫談。
思春期の子供達が戸惑うのも無理もない。
こけしの真っ黄色のTシャツを着て、楽しそうに漫談を歌う母。
「そのTシャツなに!!一緒に出掛ける時、そのTシャツ絶対着ないでね」
「恥ずかしいからこんなことやめて」
子どもたちから言われ続けました。
コロナ渦で誰に見せるわけでもないのに、自分や家族に起きた残念な出来事をネタに、ウクレレ漫談を作って演奏する母。
私は、自分が失敗したときや落ち込んだ時こそ、自作のウクレレ漫談を歌っていた。
ウクレレの優しい音色と漫談が合わさると、なぜか元気になった。
散々子どもたちから「恥ずかしい、辞めて」と言われ続けていたが、ウクレレ漫談が楽しくて歌い続けていた。
自分で作った漫談を演奏しながら1人笑っている母を横目に、白い目の子供たち。
が、年月が経ち、子供たちも慣れてきたのか。諦めたのか。笑
最近の子供達の会話。
日本に観光に来た外国人の方がお土産に買っていく面白Tシャツを見つけて。
「お母さんこれ好きそうだね〜」
「いやいや、お母さんはもっと派手なほうがいいんじゃない」
そんな会話をしていて、思わず笑った。
あんなにウクレレ漫談に否定的で、こけしTシャツを全否定していた子供たちが、今は
「母は面白いのが好き」だと公認してくれるようになっている。
そして母の好きそうな面白Tシャツを探しているとは。
これは、3年前には全く想像していなかった景色。
3年前、子供たちに反対されながら本当にやりたいことを続けることに、私は母として罪悪感を感じていた。
子供が嫌がることをやり続けていいのか。そんな葛藤もあった。
家族に反対されながらも、自分が心から楽しいと思うことをやる。これは私にとって、とても勇気がいった。内心ドキドキしながら続けていた。
だけど、自分が本当にやりたくて楽しいことを続けた3年後。
このプレゼント。
そんな今、思うこと。
「母としてこうあるべき」
私の中にそんな理想や概念があって、葛藤したり罪悪感を感じてきた。
だけど、自分が楽しくて周りも楽しいことをやり続けたら、きっとその楽しさに周りも巻き込まれる日がやってくる。
あの時、ウクレレ漫談をやめていたら、
「歌うカウンセラー」としてライブのステージに上がってウクレレ漫談を歌っている今の私はいない。
周りに合わせて自分の本音が言えない。そんな人生を長く生きてきた母が、やりたいことをやり続けて突き抜けた。
そんなアラフィフ母の背中を子供たちは見ているのかもしれない。
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安心ナビゲーター&カウンセラー高橋美咲(みさっきー)
いじめられ歴30年、重度なウツから大逆転人生までの
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