過食嘔吐を繰り返す内に、通常の1人前の量を見失い、とにかく何も食べられなくなるぐらいたくさん食べなければ満足ができなくなっていきました。

吐かなければ太る。
太りたくないから吐かなければ!
という強迫観念はどんどん強まる一方でした。


この頃自分の異常性に気づくことが出来ていればまだ立ち直りは早かったと思います。吐くのを少し中断できていたこともあったかと思います。ただ当時、身近に「あれ、少し太った?」と直ぐに体型の変化に気付く人がおり、悪意のないそんな気付きの一言に私は動揺し、再び「吐かなければ!」という思いに囚われていきました。

体型の変化を指摘した人は私が過食嘔吐を繰り返していることを知らず、悪意をもっていたわけではありません。それでも思いがけず私の症状に拍車がかかったのは事実だと思います。

留学を終え、帰国をした後も過食嘔吐は続きました。元々たくさん食べるタイプだったことや「日本食が美味しすぎて!」というもっともらしい理由付け(イギリスはやっぱり美味しくない笑)が効き、周囲の人に気づかれることはありませんでした。

普通に友人や家族と食事をとり、
気付かれないようにトイレで吐くことを繰り返しました。
もう吐き慣れたもので、静かに素早く吐く術を身に付け、摂食障害について調べた際に知った「吐きダコ」ができないよう細心の注意を払っていました。
吐いた後には食べ物のにおいや、独特の酸っぱい臭いが残るため、消臭スプレーをまいてしまえば完璧でした。

こうして順調に私の摂食障害は進行していきました。