2017映画評・後編 | 塩山みさこオフィシャルブログ「CAT walk」

2017映画評・後編

後編38本いきまーす


メッセージ
★★★☆
幼い娘を亡くした言語学者の主人公が、地球外からやってきた謎の知的生命体との意思の疎通をはかる役目を担うことになるお話。
意外で静かで上品なドンデン返し系。


ありがとう、トニ・エルドマン
★★★★
ルーマニアでキャリアウーマンとしてバリバリ仕事に勤しむ娘のもとに、故郷ドイツから悪ふざけ大好きな父親が訪れ、娘を困惑させるお話。
親子って似ているようで似てなくて、似たくないのに似てるもの。
正反対なのにどこか通じ合う。
嫌なのにほっとけない。


ジーサンズ はじめての強盗
★★★☆
平穏な老後生活を送る仲良し爺さん3人。
長く勤めた会社からの年金が突如打ち切られ、怒りに燃えた3人は銀行強盗を企だてる。
オスカー俳優の3人が微笑ましい友情と強盗っぷりを見せてくれます!


ハクソー・リッジ
★★★★☆
メル・ギブソン監督作品。
人を殺してはならないという宗教的信念を持つ主人公は志願して軍隊に入るが、そこでも信念を貫き通す。武器を持たずに激戦地・沖縄の断崖絶壁(ハクソー・リッジ)での戦闘に参加し、75人もの命を救ったデズモンド・ドスの実話の映画。


ライフ
★★★
真田広之さん出演のハリウッド、SFスリラー作品。
エイリアン的なのが無重力空間で宇宙飛行士たちを襲いまくります。
B級ホラー的なエンディングが好きでした。


ザ・マミー  呪われた砂漠の王女
★★
トム・クルーズ主演の「ハムナプトラ」的なやつ。
これこそB級感が凄い。軽くヒドイ作品。


ファウンダー  ハンバーガー帝国のヒミツ
★★★
マクドナルド創業者の実話を元にしたお話。
アメリカにおけるファストフード(マクドナルド)の生い立ちが興味深いです。
起こす人と、発展させる人とって違う脳みそなんですかね


スパイダーマン ホームカミング
★★★★☆
マイケル・キートンの悪役がいいし、展開もいい!
かなり楽しかったです!
展開が良かっただけに、最後の戦いに退屈してしまった。。


ベイビー・ドライバー
★★★★☆
音楽に合わせて天才的な運転テクニックで犯罪者の逃走を手助けする逃し屋をしている主人公。
BGMに動きや映像がバチっとはまっている演出・編集はありそうでなかったスタイリッシュさ!
過去のセクハラが公表されて今後の活動は危ぶまれるケビン・スペイシーが、一見面倒見がいいボスを好演。
好きな俳優さんだったのにな〜


ボブという名の猫 幸せのハイタッチ
★★★☆
プロのミュージシャンを目指しながらも薬物に溺れホームレス同然の生活を送っていた主人公が、1匹の野良猫との出会いをキッカケに再生していく姿を描いてベストセラーになったノンフィクション本の映画化。
ボブ役は、ボブ本猫が出演!お見事です!


ELLE エル
★★★☆
ゲーム会社のCEOを務める主人公の女性は、ある日自宅で強姦に遭ってしまう。
しかーし非常に強い女なので普通に日常を送ろうとするが、部下や近所の人が怪しく見えてきてしまう…
フランス映画なんでね。
スッキリはしないんだけど、不思議と観てよかったと思える作品。


ワンダーウーマン
★★★☆
アメコミ映画です。
ワンダーウーマンを演じているガル・ギャドットさんか綺麗で、それだけで十分。


ナインイレヴン 運命を分けた日
★★☆
2001年9月11日、ニューヨークの世界貿易センタービルのエレベーターに偶然乗り合わせ、同時多発テロに遭った人々を描くヒューマンドラマ。
上映館も多くなかったし、地味な作品ですがニューヨークに所縁のある俳優さんたち出演とのことで、チャーリー・シーン、ウーピー・ゴールドバーグ出てます!
あとジーナ・ガーションも久々に見れて嬉しい!


エイリアン コヴェナント
★☆
人類移住計画を託された宇宙船コヴェナント号の船員たちがエイリアンに襲われるわけだけど。
大事な任務を任されている人たちがとる行動とは思えないほど、事のキッカケから浅はか過ぎる!
突っ込み所満載。


関ヶ原
★★★☆
こっちの陣営、あっちの陣営、淡い恋、寝返りとかとか全部中途半端で、原作を読んでいる人や歴史に詳しい人じゃないとついて行けない。
知らないのがいけないんだけど。それでもけっこう勉強してから見ましたが、それぞれ丁寧に描いたら映画一本の時間には収まらないですよね。


三度目の殺人
★★★★
是枝裕和監督作品。
勝ちにこだわる弁護士を福山雅治さん、殺人事件の容疑者を役所広司さん、殺害された社長の娘を広瀬すずさんが演じてます。
役所広司さんの演技必見の作品!
モヤモヤするから楽しい、そんな逸品。


ダンケルク
★★★★☆
クリストファー・ノーランがCGやデジタルを多用せずに撮った贅沢な戦争もの。
しょっぱな油断してるとビクッとなります。


スクランブル
★★★☆
高級クラシックカーだけを華麗に盗むイケメン兄弟のクライムアクション!
車を見ているだけでもそこそこ楽しめちゃいます。
これもシリーズ化されるかな?
されるといいな。


スイス・アーミー・マン
★★★★
ラニエル,ラドクリフ君がまさかの死体役。
無人島に漂着した主人公が、波打ち際に打ち上げられた男の死体を発見。その死体からガスが発生していて浮力があることに気付いた主人公は、死体にまたがり無人島からの脱出を試みる、という奇想天外なところから始まる、くだらなくて笑っちゃうけど、ちょっと切ない美しい作品。


僕のワンダフル・ライフ
★★★
固い絆で結ばれた飼い主の少年と再び巡り会うために生まれ変わりを繰り返す犬のお話。
いろんな犬種に生まれ変わり、いろんな街での、いろんな飼い主さんとの生活がワンちゃんの視点で描かれます。優しい作品。


ドリーム
★★★★★
女性差別や黒人差別の根強いバージニア州のNASAの研究所で、黒人女性であることで差別を受けながらもマーキュリー計画を支えた女性たちを描いた実話。
とにかく素晴らしい話だし、衣装も音楽もすっごくオシャレ!
2017年公開作品で絶対に見逃してはいけないナンバー1です‼︎


パターソン
★★☆
ジム・ジャームッシュ監督作品。
ニュージャージー州パターソン市で暮らすバス運転手の主人公パターソン。詩を書くことが日課のパターソンの、日々同じことの繰り返しのようで毎日違う一日。それの7日間の映画。


アウトレイジ 最終章
★★★★
シリーズ最終章にして初めて鑑賞しました。
前2作を観てる人よりきっと楽しめたんだと思います。
岸部一徳さんて、怒鳴ったり大声出す演技しないのにすっごく恐い。大好きな俳優さん。


猿の惑星 聖戦記
★★★★
シリーズ3作目。
すっかりシーザーは喋れるようになりました。
馬も乗れるし、人間の少女とも仲良くなれます。
いわゆる「猿の惑星」らしさとは別の、いいお話ぽくなってたような。
「グーニーズ」とか「ネバーエンディングストーリー」とか夢中で観てた頃に観ても、同じように楽しめたと思います。


バリー・シール  アメリカをはめた男
★★★
つい観てしまうトム・クルーズ主演作品。
これもサブタイトルがウソです。はめられてますから。
パイロットから麻薬の運び屋として暗躍した実在する人物の嘘みたいな半生。


女神の見えざる手
★★★★☆
天才的な策略で政治を裏で操るロビイストを主人公に描いた社会派サスペンス。
最大のピンチを天才ロビイストならではのやり方で覆すジェシカ・チャスティン演じる主人公カッコいい‼︎


ゲット・アウト
★★★★★
説明しにくいけど、とにかくオススメ‼︎
アフリカ系アメリカ人の青年が、白人の恋人の実家に招待され手厚い歓迎を受けるが、黒人の使用人がいることに違和感を覚える。
翌日、親戚一同が集まる会が行われ、そこに見覚えのある黒人男性が現れて…


アトミック・ブロンド
★★★★★
1989年ベルリンの壁崩壊直前の冷戦末期を舞台にMI6の女スパイ役をシャーリーズ・セロンが超絶アクションで魅せます!
そろそろシャーリーズ・セロン兄貴と呼ぼうかと思います。


セントラル・インテリジェンス
★★★☆
元いじめられっ子だったCIA捜査官と、かつて学園のスターだった今は冴えない会計士が20年ぶりに再会し巨大な陰謀に巻き込まれるアクションコメディー。
公開館数が少な目だったと思うけど、老若男女楽しめる娯楽作品。


ザ・サークル
★★
エマ・ワトソンとトム・ハンクスの無駄遣い。
いや、2人か出ているからなんとか観れた作品。
Googleみたいな会社に就職して、24時間世界中に自身の生活を公開する新プロジェクトに抜擢されるが…


ITイット “それ”が見えたら、終わり。
★★★
ピエロの怖いやつ。
スタンド・バイ・ミーにピエロをプラスした感じ。なかなか素敵な青春ものでもあります。


ローガン・ラッキー
★★★★
「オーシャンズ11」シリーズで知られるスティーブン・ソダーバーグが監督復帰!
冴えないローガン兄弟が一攫千金を狙った作戦に挑むクライムコメディ。


ギフテッド
★★★☆
本物の親子以上に仲良く暮らしている独身の男と、姪である少女。
少女に天才的な才能があることが分かり、2人の穏やかな生活が変わり始める。
とても良い作品です。猫も出てきます。オススメです!


ジャスティスリーグ
★★★☆
バットマンと、ワンダーウーマンに加え、アクアマン、サイボーグ、フラッシュという超人が集合。地球崩壊の危機に立ち向かう!
これだけ集まって立ち向かっても勝てないアイツが最強な気もしてきますが、結局最強はあの男…


否定と肯定
★★★★☆
「ホロコースト否定論」を声高に主張する歴史家と、それを看過することができない歴史学者が裁判で争う実話を映画化。


オリエント急行殺人事件
★★★☆
アガサ・クリスティの傑作ミステリーを豪華キャストで映画化。
原作未読の方にオススメ!


探偵はBARにいる3
★★★☆
シリーズ3作目で、初めて鑑賞しました。
おもしろかったです。
敵方の用心棒みたいな強いキャラとの闘い。まさかの勝ち方に思わず声が出ちゃいます。
今後も続いたら観たいです。


KUBO クボ  二本の弦の秘密
★★★★
ストップモーションアニメ作品。
冒頭の巨大な波の感じ、すごかった。
魔法の三味線と折り紙を操る少年クボ。母が最後に言い遺した「3つの武器」を探し、自身の出自の秘密に迫る旅に出る。
中世の日本が舞台。



以上、2017年劇場で鑑賞した作品の個人的感想とちょびっと解説でした。

今年始まったばかりだけど、やり遂げた感がハンパない。