映画評 2015 | 塩山みさこオフィシャルブログ「CAT walk」

映画評 2015

そ今年も映画館でポップコーンを食べながら
様々な映画を観ました。


昨年★3つを満点(☆は0.5)で評価しましたが
今回は★5つを満点にします。
余りに厳しい、もしくはとても甘い評価になってしまうからです。

が、あくまで私の主観ですので
ご了承願います。
では、50作品いきます。


・ベイマックス
★★★★☆
元旦に観ました!文句なし!
ベイマックス可愛いし!泣けます!


・ゴーン・ガール
★★★★★
昨年最後に観た映画の2回目。
どんでん返しの内容を知って見ると
改めて演技の素晴らしさに気づかされます。


・ANNIE アニー
★★★☆
ラズベリー賞?!
知らんがな。私は『アニー』が大好きなんです。
良く現代にアレンジしたと思います。


・ビッグ・アイズ
★★★★
事実は小説よりも奇なり。
ヴァルツの怪演が光ってます。


・チャーリー・モルデカイ
ジョニー・デップ、見損ないました。
彼にこの手の演技はお手の物。
話もつまらないので、特に褒める所が無い。


・アメリカン・スナイパー
★★★★
こちらも事実に基づいたお話。
狙撃の名手となった主人公は
〈戦争〉に於いて英雄なのか、冷酷な殺人者なのか…


・シェフ 三ツ星フードトラック
★★★★★
とにかく良かった!
雇い主、親子、夫婦の折り合いの難しさを
映画的わかりやすさで割って、ロードムービーのワクワクをプラスした“いい映画”。


・プリディスティネーション
★★★★
B級の空気をまとったタイムパラドックス物ですが行ったり来たりせず描いた、感情移入しやすい作品。


・博士と彼女のセオリー
★★★
ホーキング博士の伝記映画なのでとてもドラマチック。
ホーキング博士を演じたエディ・レッドメインがアカデミー主演男優賞を獲りましたが、映画として正直ちょっと物足りない印象。


・イントゥ・ザ・ウッズ
★☆
有名なおとぎ話の主人公たちのその後の話を描いた作品。という触れ込みのミュージカル映画。
褒めるべきところは曲だけ。
ジョニー・デップも出てますが、またも失望。
曲の分の☆です。


・イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密
★★★★
こちらも実話。
博士の実話物が目立った2015年前半でもありました。
アラン・チューリングをググってもらえれば
本作の面白さは大体ご理解頂けると思います。


・ジヌよさらば~かむろば村へ~
★★★★
銀行員でお金アレルギーの主人公。
松尾スズキ監督作品ですから、界隈の役者が面白いです。
松田龍平さんのお芝居や存在感が好きです。


・バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
★★★☆
アカデミー作品賞以外にも凄い数の賞を受賞してるようです。
全編ノーカット風の撮影・編集は見事ですが
そんなことに全く興味なく単純にストーリーを楽しみたい人にはどうなんでしょうか?


・ワイルド・スピード スカイミッション
★★★★★
カーアクションの人気シリーズ物。
主人公を演じるポール・ウォーカーが亡くなりました。
それを踏まえてのラストシーンが素晴らしかったです。


・名探偵コナン 業火の向日葵
★★★
コナンの映画は好きですが、あまり記憶なし。
でも面白かったし、今年は絵画に関する映画が多かった印象です。
そのへんのアンテナ感度が抜群です。


・シンデレラ
★★★★
期待薄だったせいなのか??
分かりきったストーリーなのに
なんだかビックリさせられちゃった感。


・マジック・イン・ムーンライト
★★☆
以下でも以上でもない。ザ・普通。
映像の色や作品自体のトーンが好きかも
と思ってチョイスしたけど、普通でした。
金返せ!とは全く思わないけど
見なくてもなんら遜色ない作品。


・セッション
★★★★☆
話題になりましたね~
映像の色や、トーンがまず好き。
原題にもなっている“ウィップラッシュ”の演奏を
ラストまでにもう一度聞けたら(見れたら)
満点でした。
それを敢えてしないところがドSであり
この作品の主張なんだろうな~


・龍三と七人の子分たち
★★☆
すみません。正直な感想です。
北野武さんがこの手の作品をやるのなら
先にある『ジヌよさらば~』の松尾スズキさんに撮らせたら良かったのではないかと。。


・フォーカス
★★★
可もなく不可もなし。
ここ数年流行っている?メンタリスト?
のお話。
ラブコメ作品だと思って観ると、楽しいです。


・ワイルド・スタイル
★★★☆
1983年公開のHIP HOP創世記のお話。
私もVHSでなんとなーく見たことがありますが
これを2015年に上演するムーヴメントには
感謝です!



・メイズ・ランナー
★★☆
普通です。
でも、映画館で観る普通って、そこそこ楽しいです。


・ジェームス・ブラウン
★★★☆
ブラック ミュージックが好きな私には
教科書のような作品です。
JBは特別だった。間違いなくレジェンド。
だけど、人と人との繋がりに助けられたり、苦しむのはレジェンドだけじゃない。


・トゥモローランド
えっと。。。子供騙し?!
今どき子供でも騙されない。


・グローリー 明日への行進
★★★
なんて言ったらいいか分からない。
事実は小説よりも奇なり、なんだから
これは、事実を語るには淡々としていると云うか、当たり障りない作品に成り下がっちゃった。


・マッドマックス 怒りのデス・ロード
★★★☆
何を評価したらいいのか私には分かりません。
でも楽しいから、こんなもん?
イモータン・ジョー側の世界観が不気味。
シャーリーズ・セロンの丸刈りは憧れます。


・アリスのままで
★★★☆
ジュリアン・ムーアがアカデミー主演女優賞を獲得。
普通に良い映画です。優等生。


・チャイルド44 森に消えた子供たち
★★★
『マッドマックス~』で(一応)主演のマックスに扮したトム・ハーディ主演のミステリー。
まあまあ。


・ルック・オブ・サイレンス
★★
昨年話題になった『アクト・オブ・キリング』の続編にあたる作品。
ドキュメンタリーなので映画として評価するのはナンセンス。
『アクト~』と併せて見てください。
これが大虐殺の真実だと受け止めるのみ


・インサイド・ヘッド(吹替)
★★★★★
『ベイマックス』に続いてヤラレちゃいました!
私もあなたも、他の誰かも
様々な経験と記憶で人格形成されていて、それがその人らしさになる。
そんなことを見事に映像化した作品。
思春期以降の全ての人のための映画なのでは?!


・ベルファスト71
★★☆
北アイルランドのプロテスタント系とカトリック系とIRAの事情を知って観ないと、誰が誰の味方だったのか分からなくなってしまいます。


・彼は秘密の女ともだち
★★★★☆
亡くなった親友の旦那さんが女装に目覚め、その秘密を共有するお話。
フランソワ・オゾン作品を久々に見られました!
映像が好きです。


・ジュラシック・ワールド
★★★
恐竜のね。あれね。
ちょいとギャグ?
 

・日本のいちばん長い日
★★★
戦後70年。
戦争でたくさんの人々が犠牲になったことは忘れてはいけないですよね。
同時に戦争を終わらせるために命を懸けた人もいました。


・人生スイッチ
★★☆
ブラックユーモアたっぷりなコメディのオムニバス。
馬鹿らしいものを欲した時に、広い心で観てください、もし観るなら。


・ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション
★★★★
良かったですよ~
このシリーズで初めて寝ないで観れました。
トム・クルーズのサービス精神!
あれ?この人って笑っていい人なんだっけ?


・わたしに会うまでの1600キロ
★★★
前評判で期待し過ぎました。


・デッド2
★★★
大して期待してなかったです。
が、テッドのグッズは引き続き欲しいです。


・ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声
★★★
今年は少年・少女の歌声の映画が他にもあったような気がします。
一見シンデレラボーイのサクセスストーリーですが、子どもから大人への過渡期に自分のこれから人生は、今までの人生に縛られなくていいと、そっと教えてくれる作品。


・キングスマン
★★★★☆
おもろいスパイ映画が、ここに誕生~!!
紳士で、ぶっ飛んでて、スタイリッシュ。


・先生と迷い猫
★★
私はイッセー尾形さんと猫が好きなので
笑っちゃったり、ニヤけちゃったり。
あ!ピエール瀧さんも大好き!
でも、こんなもんかな~


・マイ・インターン
★★★★☆
デニーロが太極拳だけで笑わせてくれました。
アン・ハサウェイって可愛いけど、いちいちパーツが分かりやすいな~って思ってたけど、久しぶりにちゃんと見たらやっぱり可愛かった。 
予想外に面白かったです。


・エベレスト 3D 
★★★☆
こちらも実話。
登山、ましてや雪山なんて、絶対イヤです。
3Dで観る価値のある作品。


・コードネーム U.N.C.L.E.
★★★★☆
またおもろいスパイ映画が!
リメイク作品らしいので、携帯電話とか出てこないのにここまで楽しめるなんて!
次期ジェームズ・ボンドでは?と噂される
ヘンリー・カヴィル主演。
あぁ~それも楽しみだわ~


・ミケランジェロ・プロジェクト
★★★
期待し過ぎました。
ケイト・ブランシェットはいつだって秀逸!
ナチスに奪われた美術品のことを下調べしてから観れば良かったかな。


・ラスト・ナイツ
★★
紀里谷和明監督のハリウッド進出作。
『忠臣蔵』をベースに、中世ヨーロッパの架空の国が舞台。
正直、観たい映画がなかったので観ただけの割には楽しめましたが、ツッコミ所は満載。


・007 スペクター
★★★☆
ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンドは
過去の『007』にあまり興味のない私と私周辺の女性からは大人気。
なんか…完結しちゃった感があるのですが…
次回作はダニエル?
それとも先述のヘンリー・カヴィル?


・黄金のアデーレ 名画の帰還
★★★★☆
こちらもナチスに奪われた絵画のお話で、実話。
法廷モノとしても見応えあり!
思わず良い映画に出会えちゃった感じ!


・海難1890
★☆
う~ん……
大波に揺れる船は迫力あったんだけどなぁ
いちいち説明過多。
良くも悪くも、小学生が課外授業で観させられそうな作品。


・クリード チャンプを継ぐ男
★★★★★
2015年最後に出ました!満点!!
やばかった!!
『ロッキー』シリーズ1作も観たことないからなのか、観たことあってもなのか⁈
今回の主人公ジョンソン君の父親アポロと

ロッキーの関係は、軽く知ってから観ました。
もうちょっとで嗚咽を漏らすところでした。


あと、映画館で見逃していたけど
特筆すべき2作品。

・チャッピー
★★★★
人間の赤ちゃんのように成長していく人工知能を搭載したロボット《チャッピー》のお話。
ヒトとは違って凄い速さで物事を認識していくチャッピー。物語の終盤にはすっかりチャッピーが可愛くなっちゃいます。
泣ける戦闘シーンからな、衝撃のエンディング。


・フォックスキャッチャー
★★★★
1996年にアメリカで起こったデュポン財閥の御曹司ジョン・デュポンによるレスリング五輪金メダリスト射殺事件を映画化。
レスリング選手の兄弟とデュポンとその周りの全員の鬱屈とした空気に苦しくなります。



以上です。
スターウオーズもシリーズ1作も観たことないので、12/18は平常心でした。