涙を止める方法 | 塩山みさこオフィシャルブログ「CAT walk」

涙を止める方法

今日はお仕事でお世話になった方に

社長と久し振りにご挨拶に伺いました。



とゆうのも、2年半?

企業CMをやらせていただいたヤンマーさん


これからの新たな展開へ向けて

CMも変わってくとのことで

無事に契約満了となりました。



年賀状CMと同時に私の

メガネキャラを築いてくださったヤンマーさん

CM製作に携わった多くの方々に感謝☆



もちろん

「CM見たよ!」って

フィードバックくれたみんなにも!!!!




そんでもって、水曜日とゆうことで

次に向かう先は映画館であります!



『パコと魔法の絵本』  




観てきましたよ!


中島哲也監督作品の

『下妻物語』、『嫌われ松子の一生』は

未CHECKなのですが、

コメント頂いたり、レビューを読んだりで

今日は迷わず『パコ~』へあしあと




パチャーン、ケローン!





そして、慌てて帰宅。。。






だって




だって







すんごい泣いちゃったんだもん!




ノーメイクが基本の私が、

ご挨拶に伺ってたこともあって

メイクしてるのよ?!


終わってから化粧室へ行って

いちお鏡見たくらい!


パンダ目だの、涙の筋だの

どんな顔になっちゃってるのかって。





だけど、、、



恥ずかしがらずに

もっと声出して笑えばよかったなぁ




そんな感想。

いっぱい笑えて、いっぱい泣ける!







****以下、ネタバレ多少あり****


劇中で役所広司さん演じる“大貫”が

「涙の止め方を、医者なら教えてくれ!」

って言いながら声を漏らして泣くの。



いっぱい泣けばいいんだってよ!



観てるこっちが、その場での“涙の止め方”

教えてほしかったわw



ほんと、何回泣いたんだろ?






何度でも言うぞ~

俺の名前は・・・・




じゃなくて!



何度でも言いますが、

「泣けます!」がセールスポイントの映画は

好きでないです。




それぞれにトラウマを抱えた個性的な登場人物たちが

ファンタジックな映像(アニメーションやら、セット、衣装)とともに

スクリーンを彩るわけですが、

“トラウマ”を扱うバランス感覚がいい!



特別じゃないんだって。



トラウマなんてものじゃなくても

生きてりゃ忘れられない嫌な思いもするわな?




でも、忘れられないんだもの!



本人はそれらを抱えながら

みんながやっとやっと生きてる。



そういうことは当然で

そういう部分はサラッと、カラッと描いてる。



だから重くない。

思考以前に涙が出る。

だから気持ちいい。



カタルシスと云うには

POPに過ぎるのかもしれないけれど

決して中途半端ではないと、私は感じたよ。



エンターテインメントと云う騒々しさと、分かりやすさ、

“映画はアート作品である”という自由さ。



それを助長?だか

そうさせてる見事なキャスティング!



もう!なんだってこんなに泣かせるかって

役所広司さん



やっぱり子どもの声は響く!

瞳の輝きより“視線の真っ直ぐさ”がヤバイ

アヤカ ウィルソンちゃん



相変わらずパンキッシュなままで

既に立派な女優!

土屋アンナさん



知性的なだけではない!

ってか、あらゆる場で(きっと)勘のいい

小池栄子さん




何とも云えない、共感誘う表情が堪らない

劇団ひとりさん




一瞬、誰?

甘くない色物役だってサラッとこなす

上川隆也さん




オカマを演っても渋く、変わらぬ魅力!

作品にも、役柄にも、説得力を持たす俳優

國村隼さん





☆キラキラで爽快な詩☆

のような作品でした。




私ね、


「今日これを観に行った自分を褒めたい」


ってくらい、

とにかくきもちがよかった!




量産されるからこそいいものが生まれる。


そして自分が好きなもの、

心動かされる作品と出会う。


好きな作品も、好きな理由も

なんだっていい。




やる側も、創る側も、観る側も


費やした時間、過ぎた時間イコール

“自分の経験に”

意味や意義を感じ取りたいんだよね。




出会いと、ファンタジー万歳!!!!