（一財）絵本未来創造機構認定の

ＥＱ絵本講師　渡辺みさ子です。

2020年2月より、日々感じる思いを、

絵本の紹介とともに、書きつづっています。

№1637　子供だって、お経

「早すぎて、いっしょに読めなかった…」
ボロボロと大粒の涙を流した孫の奈央ちゃん（小３）。

昨日は、1週間延ばしの夫の命日。
息子や娘の家族揃って、納骨堂でお経をあげました。

「読めるかな？」

ルビ付きお経のコピーを孫たちに渡したけれど、
それはパフォーマンス。

どうせ読まないだろうと決めつけていたからです。

それで、いつものように
大人ペースでお経をあげました。

一生懸命に読もうとしている奈央ちゃんを
見向きもしないで。
でも、大粒の涙に反省させられました。

お命日の時は、家族みんなで
お経をあげることにしているのに.
同席している子どもを無視していたなんて！

私は何をやってんだろう。

奈央ちゃんに重々詫び、
帰宅後は仏壇の前で、お経のあげ直しです。

今度は奈央ちゃんのリードで、
大人たちが小さめの声でついてゆきました。

なんと、いつのまにか
お経らしき読み方ができるようになっていたのです。

初めてのお命日で、
本読みのようなお経をあげていた大人たちよりも、
ずっと上等でした。

“こどもには、まだ無理！”
なんて決めつけは、もうするまい。

そのうちに、孫たちが
お経のリードをするようになるかな。

そのとき夫は、
天にも昇る気持ちで喜ぶことだろう。

❤今日の絵本
『おんちょろきょう』
小暮正夫/文　梶山俊夫/絵（ほるぷ出版）

おじいさんに先立たれたおばあさんが、
お小僧さんにお経を教えてくれるよう頼みました。
でも、お経を知らない小僧さんは、
穴からねずみがちょろちょろ出入りするのを見て
お経にしました。そのお経を何度も練習したおばあさん。
ある日、そのお経が…
でたらめなお経が、泥棒退治をした痛快なお話です。

オンライン　

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2024年９月１日（日）
午前の部　10時～11時10分
夜　の部　21時～22時10分
参加費無料

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平和を祈る絵本会2024

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№1637『おんちょろきょう』