青岸渡寺から本宮大社へ
朝6時
青岸渡寺で勤行のあと
熊野那智大社で神様にご挨拶してから
出発しました
那智の滝の神様
行ってきます♪
行者堂
役行者さまの御前で勤行
錫杖で体の音色が整い
法螺貝がお腹の底まで響いて
身体中の細胞を震わせました
この場に居合わせるありがたさに
感動して泣けました😭
山行が始まりました
このあと那智山上で
2列に向かい合わせに並んで
結団式がありました
初めて出会う皆様の顔ぶれ。
修験者の皆様とは初めましてなのに
なぜか初めましての気がしない…
不思議な感覚はなんなのだろうと
思いながらスタートしました
最初の勤行の場所
色川辻です
朝日に照らされて
法螺貝を吹かれる行者さま
こちらは
32体のお地蔵様が祀られる地蔵茶屋跡
修験の皆様の縁ある方の追善供養にと
皆さん全員で「南無阿弥陀仏」と唱えました
🫧
円座石(わろうだいし)
熊野三社権現の神様方が
こちらの磐座でお話し合いをされたのだとか
神様(権現様)の種字が刻まれています
こちらにお映りの方は
日本百名山のテレビで
先達として出演されていた方で
心の中でキャーキャー喜んでいました
小口の集落につきました
熊野川が清浄で美しい
小口自然の家で
昼食のお弁当をいただきました🍱
修験者の皆さんが食事をとられている姿も
和気あいあいとされているお姿も
見ているだけでほんと満たされて
静かに心の中で
憧れの存在を近くで見るような多幸感で
胸いっぱいになっていました
「うれし〜うれし〜」って
だんだんと思い出してきたことがありました
これまで何度も那智の滝に行っては
美滝山荘に宿泊しました
そちらで宿泊されていた方の中に
白装束の修験者の方々を
何度も見かけましたし
早朝に飛瀧神社で
法螺貝を吹かれていた団体の方々と
すれ違ったことがありました
あの方もこちらの方も…
その方々だと思い出しました
百間ぐら
この方が先達さま
先月通勤電車に
このいでたちに
背中に「熊野修験」の旗を背負って
乗車されていたのです
ただただステキでかっこよくて
仕事に向かっているにも関わらず
付いていきそうになったんです!
あとでお伺いすると
私が今年に入り
何回かに分けて
大阪から和歌山の田辺市まで
ざっと195キロを歩いた時
九十九王子に
真新しい木札(碑伝というそう)をおいて
那智山青岸渡寺まで
16日間歩き通された方でした
熊野街道から紀伊路へ
私はずっと
この先達の跡を追うように
熊野古道を歩いていたのでした
会えた〜
夕陽に照らされて
本宮まであと少し
こちらのお話の中で花井様が
「祈りの文化」
と仰ったその言葉が
琴線に触れました
この国で大切に育まれ守られてきたものは
祈りの文化
私は
祈りには
無限の力があると信じているし
あらゆるものに感謝し
心から祈りを捧げる純粋な力が
この国を守ってきたのだと
今回の嶺入りをとおして
実感を伴ってわかりました。
山を歩く修験の皆様も
それを見守る高次元の存在も
修験の皆様を尊敬しサポートされる皆様も
修験をされていることなど
全く知らない方々も
異国の全く違う文化を持つ方々も
全てをひっくるめて
命に感謝し祈る
だから和合する
異国の神様も混じり合っていく
その心が日本を守ってきたのだと。
新たな気づきをいただきました
また機会があれば
ぜひ参加させていただきたい
山行となりました