私が生まれたのは1994年8月6日。

とてもよく晴れた夏の日だった。





私は、山中エリカ。

山中家、初の孫

そして両親にとって待望の第一子であった




産まれたときみんなの祝福とともにこの世に誕生した私。

両親にも可愛がられすべてが順調だった。





欲しいものはすべて買ってもらえた

自慢じゃないが叶わないことなんてほぼなかった。




なにも文句ない幸せに満ち溢れたこの生活。

両親も祖父母も皆わたしに夢中。

まさにお姫さまのように扱われて育った

当然我儘に育った

気に入らないこと自分の思い通りにならないこと

そんなものはないと思ってた





しかし、この生活も長くは続かなかった。






私が3歳のとき弟が生まれたのだ。

こいつのせいですべて無になった






私の存在

存在価値

すべてこいつに消された。





私達の親も祖父母も男の子が欲しかったのだ





私が生まれてから3年やっと

本当に待望だった長男が産まれた。





ここから始まったのが

あきらかなひいき

差別





でも、小さい頃のはまだ可愛いものだった

本当の恐怖が始まるのはもっと後のお話。