先日、
京都国立近代美術館で開催中の『茶碗の中の宇宙 樂家 一子相伝の芸術』に行ってきました。

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うつわに詳しいか、というと
正直そうでもないんですが
飾りっ気のない素朴さと一緒に それとは相反して洗練された空気もまとっている 樂茶碗。
なんだか心惹かれます(*゚ー゚*)
一時期、陶芸教室に通っていたこともあってなおさら ね。


今回の展示は
樂家の家系図をなぞりながら
樂家歴代当主の作品を 時間軸どおりに並べてありました。
初代〜次期16代目までの作品を見ていると
どうしようもなく 野次馬精神が…笑


3代目が早くに亡くなられた為
4代目は父である3代目と共に作陶する時間が少なかったようで
その分、父への憧れが大きかったのか
4代目は3代目の作品を大変熱心に研究したそうです。
そんな4代目が作るうつわには、3代目の影響が色濃く出ています。
4代目の作品の中に、亡き父親の片鱗を見る…。
泣けるやん…。゚(T^T)゚。

はたまた、
長男が短命で、次男がすぐに跡を継ぐ…
というのが二世代続いた時期もありました。
この時の樂家って、えもいわれぬ雰囲気だったのかしら…とか勝手に妄想してみたり…
(影で支える女性陣大変だっただろうなぁ、と)


系譜と共に鑑賞すると
また違った見方ができますね…!

現当主(15代目)の作品は
樂茶碗の概念を覆すような モダンで先鋭的なものがたくさん…!
茶碗につけられた銘もロマンチックなものが多くて
面白かったですよ◎