夢じゃなかったら良かったのに──
目が覚めた瞬間、心からそう思いました。
リアルな夢を見て目覚めました。
元夫が寝る部屋。
服が少なく、出ていくんだと分かる。
よかったはずなのに、胸に広がったのは寂しさでした。
窓から誰かがのぞいている気配がして少し警戒していると、女の人が訪ねてきました。
「うちは〇〇です」と苗字を名乗ると、その人は驚いた顔で言いました。
「私、〇〇(元夫)の母です」
産みの母親だと!
現実には母はひとり。
でも夢の中では“もう1人の母”が現れました。
彼がどんなに喜ぶだろうとすぐに電話をしていました。
私はずっと、彼の心が愛で満たされることを願ってきたのです。
⸻
心理学者ユングは、人の心には「母なる元型」が存在すると言いました。
心理的には複数の母像を持つことがあります。
・支配する母
・育む母
・包む母
・見捨てる母
母なる元型には光と影の両面があります。
今回の夢に出てきた「別の母」は、現実では得られなかった“安心や受容を与えてくれる母性”への願い象徴していたのかもしれません。
同時に、それは「私自身がそうなりたかった」とか、彼もそれを望んでたとか、私が彼のもう1人の母のようだった…という深層心理からのメッセージでもあるように感じました。
⸻
夢は、心の奥の声を映す鏡です。
もし最近、印象に残る夢を見たなら、こんなふうに振り返ってみてください。
① 夢で感じた感情に注目する
「嬉しかった」「怖かった」「切なかった」感情が心の声を表していることも。
② 象徴を拾ってみる
母=母性や安心/家=心の居場所/窓=外の世界との境界/服=自分をどう見せているか、私の中では生活
一般的な象徴を基に大切なのは「あなたにとってどう感じるか」です。
③ 夢が示す願いを探す
「こうしてほしかった」「本当はこうありたい」──そこに隠れているのが心からのメッセージということも。
⸻
今回の夢は、私に複数のメッセージを教えてくれました。
このように深層心理が今必要としていることを映すことも。
耳を傾けることで、心は少しずつ軽くなります。
アートセラピーやヒプノセラピーを通して夢を深く読み解くと、
“自分でも気づいていなかった心の願い”が見えてきます。
気になることがある方は気軽にLINEからお問合せください。
まずは安心してお話しするところから、一緒に心の声を紐解いていきましょう。
