
2024年5月2日(木)、手術後の傷を見せに行く日です。
診察室に入ると、まずはベッドに横になり、傷口を見せました。主治医先生は「傷口はキレイですね。」と言いました。私は、『よく見てないけど、先生がそう言うならいいのか』と思いました。痛みはどうかと聞かれたので、「痛いけど、痛み止めを飲むほどではないです。」と言いました。この頃には、寝返りする時や朝起き上がる時は痛かったけど、痛み止め無しでも眠れていました。
ベッドから起き上がり服を直していたら、主治医先生は、「今日は一人で来ましたか?」と言いました。私は『これ、病理結果が出てるっぽいな。しかも、良性で終わりじゃなさそうじゃん』と嫌な予感がしました。
私「一人です。」
主治医先生「病理検査の結果出てますけど、家族と一緒に聞きますか?」
やっぱり…でも先延ばしにしても仕方ないなと思いました。
私「一人で大丈夫です。聞きます。」
主治医先生は、紙とボールペンを出して、書きながら説明してくれました。
主治医先生「結果は、非浸潤性乳癌でした。腫瘍自体は2.3×2cmで、ほとんどが良性腫瘍でした。その中の一部に7×2mmの非浸潤癌がありました。腫瘍は1cm余分にに切除して、断面は陰性です。癌は取り切れたという事です。」
もはや、何を言ったら良いのか分からず、私はとりあえず「はい。」とだけ言いました。
主治医先生「今後は、10年病院に通ってもらいます。あと、1ヶ月後から放射線治療をします。見えない癌細胞をたたいて、再発を防ぐ為です。まあ、放射線治療やりたくないって人もいますけど、どうしますか?」
私は『どうせなら、保険もおりるし心配無いように放射線治療も受けたい』と思いました。事前に保険の確認をした際に50グレイ以上の放射線治療は保険の対象になると言われていました。私は「放射線治療やります。」と言いました。
放射線治療は手術後1カ月たってから、との事で5月23日から放射線治療を受ける事にしました。全25回、平日毎日通院で治療します。