今年はリスト
生誕200年である。しかし、去年のショパンとシューマンの生誕200年ほど盛り上がっていない気がするのは誠に遺憾である。
そもそもクラシックヲタクでなければ、リストの曲で知っているのは「ラ・カンパネッラ」と「愛の夢」くらいではなかろうか? しかも前者は元々パガニーニの曲をピアノ用に編曲したものであるし・・・。一言で言うと「ポップでない」のかもしれない。
それに較べてショパンの何とポップなことか。別れの曲、小犬のワルツ、幻想即興曲、革命のエチュードなどのタイトルがあるものは言うに及ばず、バラードやソナタ等の大作であっても構成は複雑であってもメロディーはキャッチーである。耳に残りやすく、口ずさみやすい。
だからと言ってリストを否定する気はなくて・・・・。前にも書いたロ短調ソナタは、単一楽章ソナタという珍しい形式をとりつつ、構成を知れば知るほど引き込まれる大作かつ怪作である。他にもハンガリー狂詩曲、巡礼の年、超絶技巧練習曲、のだめで有名になったメフィストワルツなど、聞くべき曲は多数ある。
いや、むしろ多すぎるくらいにあるのだ。リストは作曲家としてだけでなく、ピアニストとしても超一流であり、編曲家としても先のパガニーニやベートーヴェン、シューベルトの曲をピアノ用に数多く編曲している。余りに多すぎて収拾がつかない!と思っていたところに、こんなCD BOXが発売された。

何とピアノ作品だけで99枚組!! こ、こんなにあったのね; と改めて驚愕。
レスリー・ハワードという、英国リスト協会会長が怒涛の勢いで録音し、次々に1枚2000円位で発売されていたのが、99枚組で25000円ほど(HMVマルチバイ価格)!なんというディスカウント。さすがハイペリオン
!
しかも少し聴いたところかなり音質も良く、若い頃の作品や新発見されたものなど、知らない曲もまさにリストって趣きでとても引き込まれる。このリストイヤー一年かけてじっくり聴き込んでいきたいと思う。
しかしリストってショパンやシューマンより年上のイメージがあるのはなんでだろう? 思うに、彼は70過ぎまで生きて、老人になってからの写真
も残されているからか。若い頃はグループサウンズばりに、女性の失神者が出るほどモテたらしいが・・・。
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