【赤・黒/石田衣良】
続けて池袋ウエストゲートパークシリーズです。
「ルージュ・ノワール」と読むらしいです。
とはいっても、こちらは普段の主人公、果物屋のマコトは出てきません。
(名前だけは何度か出てくるけど。)
主人公は、カジノの売上金を強盗したあげくに仲間割れによりお金を手にすることができず、挙句の果てにカジノをしきっているヤクザにつかまってしまうという30過ぎのどうしようもない感じのおじさんです。笑
マコトの友達でヤクザの下っ端(下っ端の中では大分上のほうになってきているみたいだけど)の通称サルが主人公にくっついて、一緒に探偵役をやるのと、たまにその周りの人が出てくるって言う程度。
でも、池袋が舞台になっていていつものシリーズのような世界の中で話が進んでいくのはかわらずです。
いつものシリーズは短編集でさくっと読めて、事件もあっさり解決して軽い感じなのですが、今回は1冊で1つの長編でした。
話が長い分多少いつもよりは入り組んでいる感じで、主人公がおじさんだからって言うのも在るかもしれないけど、いつもより軽さがない感じでした。
でも、面白かったー。
一気に読んじゃったって感じでした。
でも、読みながら新宿のイメージが浮かんできたかも。笑
私が好きで読んでいるシリーズに、新宿を舞台にした大沢在昌の「新宿鮫」って言うのがあるんですけど、それに近い世界観だったからかなぁ?
いつもみたいな子供と大人の間位の人たちが群れて何かをする、っていうのとは全く違ったので。
ダメダメっぽい主人公のがんばりっぷりがよかったです。
ルージュ・ノワール 赤・黒 池袋ウエストゲートパーク外伝 :石田 衣良