【ななつのこ/加納朋子】

母親に貸していた本を実家に帰ったときに持って帰ってきて、読みたくなってまた読んじゃいました。笑
紫陽花が出てくる話もあって、結果的に今ちょうどタイムリーでした。
とかいって、今週は晴れの天気予報ですけどね~。

この本は、7編からなる短編集です。
ちょっと面白いと思ったのは、この小説の中で主人公が買った本が「ななつのこ」という短編集で、その中のそれぞれの話にまつわる主人公の身の回りの小さな謎を、作者が解いていくという形式です。
たまたま最初に主人公が書いたファンレターの中に身近で起きた不思議な出来事を書いて送ったら、なんと作者から返事が来てその中ですっかり解決されているという具合に始まります。

決して殺人事件とかが起こるわけではなく、本当に些細な、そしてとてもリアルな謎がでてきます。
殺人事件とかだと、そんなトリック現実では絶対無理だよね?とかありますけど、加納さんの作品はそういう不自然さがなくていい意味でミステリーミステリーしてない所が好きです。
殺人事件になるようなミステリーも、それはそれで好きなんですけど、全然好きの方向性が違いますねー。
主人公やその周りの人々の人間模様も楽しく、本格的なミステリーが苦手な人にも普通の小説として読めるんじゃないかなーって思います。

うん、やっぱりいいなぁ。加納朋子。


ななつのこ:加納 朋子