【あいにくの雨で/麻耶雄嵩】


久しぶりに麻耶さんの作品を読みました。

この人の作品は、全体としてのストーリーは面白いけどたまに難しい部分があるのが微妙という印象。

うんちくというか、精神論というか、哲学的というか・・・

なんと表現していいのかわかりませんが、小難しいところがあるんですよ。


後、登場人物の名前が難しい!

そんな名前の人はいないんじゃ・・・というような、難しい名前がよく出てくるというのが私の印象です。


今回の作品も例に漏れず、主人公とその友達の名前が、烏兎(うと)、祐今(うこん)、獅子丸(ししまる)です。笑

小難しい名前って元々好きじゃないので、(でもミステリーを読んでるとわりかし出てくるんですよね。笑)またかよーって正直思いました。

でも、やっぱりストーリーはおもしろかった!


この物語はいきなり13章から始まるので、最初は本当に何がなんだかわからないです。

小説って一応最初は登場人物を説明というか、それなりにわかるように丁寧に作られてると思うんですよ。

でも、それが一切なくいきなり物語の途中が現われる感じ。

いきなり混乱しましたが、気を取り直して1章から読んでいくと次第に話に引き込まれていきました。

そして、12章まで読んだときに改めて冒頭の13章を読んで、やっと理解したのでした(--;


なんていうか、救いようのない話ですね。。。

めちゃめちゃダークなくらい終わり方です。

読み終わって謎は解けたてるのに、これほどすっきりしないのも珍しいような気がします。

でも、考えてみれば現実は全部が全部ハッピーエンドなわけがないし、こういうのもありなんだとは思います。


仕掛けというか仕組みというか、そういうのはものすごく細かいですね。

ちょっと頭が付いていけなかったです。

ファンタジスタ に夢中になっていて読むのに10日もかかったから(読んでない日もはさんでるし)、こまぎれに読みすぎたっていうのもあるかな・・・

最後まで読んでから、なるほどーって妙に納得したところとかがありました。


こんな話を書ける人って、どういう頭のつくりをしているんだろう・・・笑



あいにくの雨で:麻耶 雄嵩