救急車の扉が開いた

 

隊員の方から こういう時期なので 

付き添いは2名まででお願いします・・

と言われた

 

この状況で 私と子供2人の中から 

2名なんて選べないアセアセ

『すみません 詰めて乗りますから・・・

家族3人乗らせてください 』

私は必死に頼んだ

 

 

許可もいただいていないのに 

私たち3人は 大丈夫乗れますって顔で 

パパの横に既に座っていた

隊員の方も それ以上は言わなかったタラー

 

 

病院到着までの数分 私たちはパパの手を

握ったり 摩ったり 

大丈夫大丈夫!!

もうすぐ病院に着くよ~アセアセ

声をかけ続けた

 

 

その後 緊急処置室で手当が行われ 

私たち3人は寒い廊下で待ったあせる

 

 

ふと息子の足元を見ると 靴下だけ・・

靴を履いていないガーン

実家から パパの車までの何往復 息子は

無意識で靴下で走ってくれていた走る人

娘もそうであったが 子供たちの咄嗟の行動に 胸が痛くなった汗

 

 

私は手を合わせて お願いします 

お願いしますと 拝む事しか出来なかった汗

冷静な息子は パパのお兄さんに

電話をするから 携帯を貸してアセアセ

言ってくれた

 

 

 

娘は 救急車の後から来た警察の方に 

事情聴取をされていたメモ

こんな時に娘の状態は大丈夫なのか・・あせる

とても気になった

 

 

扉が開き 先生が 私の方にやってきた

『ご主人は 運ばれた時は心肺停止

でしたが 今現在 心臓だけが動いています。

しかし意識は有りません』との報告だった

 

 

でも 心臓が動いてくれているだけで 

有難く感じた気づき

その後 管でつながれたパパが出てきて 

上の階の集中治療室(ICU)に移動となった

   

        

  つづく