お正月に実家に帰った時に、昔の荷物の整理をしました。

すると、思いがけないものが出てきました。

 

話は数十年前にさかのぼります。

 

今もあるかどうか分かりませんが、昔メーカーに勤めていた時、工場で「5S」というものがありました。

 

「5S」。「ごえす」と読みます。

何かというと、「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「しつけ」の頭文字を並べたものです。

各自の職場においてこれらを徹底しましょう、というスローガンのようなものです。

 

新入社員として新潟の工場に配属になって間もなくのころでした。

その工場で、この5Sの取り組みを工場を挙げて強化しようということになりました。

取り組みの一環で、全従業員が5Sの取り組みを表すワッペンを制服(作業服)に付けよう、という話になりました。

 

そして、工場内でそのワッペンのデザインを募集することとなりました。

 

私はそのワッペンへの採用を目指し、5つの力作を作り、応募しました。

 

その一つが、これです。

 

 

「掟を守らぬものは」・・・「斬る!!」

という、実にストレートな言葉で、5Sの徹底を図ったものです。

何かを見て写したものではなく、何となく頭に描いた新選組のイメージで描きました。

 

これだけでも採用間違いなしという自信作でした。

 

しかし、新選組の掟は厳しすぎるかもしれない。

そう思って、念のためもう少し柔らかなものも作りました。

 

それが、これです。

 

 

忠実に制服を再現して、5Sに感動の涙を流す従業員の男女を描きました。

もうこれは誰も文句がつけようのない、みんなの士気を高めるものだと思いました。

 

しかし、勤めていた会社は財閥系のどちらかというと堅い会社だったので、更に穏当なものも念のため一つ入れました。

かなり適当感がありますが、2~3分で作ったような気がします。

 

 

一人の新入社員から3つも傑作が出て、審査する工場長以下のお偉いさんはどれを採用するか迷うに違いない。

そう思いましたが、更に頭に浮かんだ絵柄で2作、描きました。

 

その2枚は、次回紹介します。