サニブラウン 9秒99で2大会連続の五輪内定!5度目の9秒台でパリ参加標準記録を突破、自身初100mで五輪へ【陸上DLオスロ】

 

 

 

 

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100mでパリ五輪代表内定をつかんだサニブラウン アブデル ハキーム選手

 

陸上の世界トップ選手が集うダイヤモンドリーグ(DL)の第6戦が日本時間31日にノルウェー・オスロで行われ、男子100mに出場したサニブラウン アブデル ハキーム(25、東レ)が9秒99(+0.4)をマークしパリ五輪の参加標準記録(10秒00)を突破。2大会連続となる五輪出場を決めた。東京五輪は200mでの出場だったが、100mでの五輪出場は自身初。

 

 出場選手全てが自己ベスト9秒台とハイレベルな戦いの中、観客席に近い第8レーンで登場。好スタートを切ったサニブラウンは中盤以降もスピードに乗り、9秒94のA.シンビネ(30、南アフリカ)に次ぐシーズンベストの2位でフィニッシュ。 東京五輪金メダルのL.M.ジェイコブス(29、イタリア)、世界陸上テグ(2011年)金のY.ブレーク(34、ジャマイカ)らトップ選手を抑え、昨年の世界陸上以来、自身5度目の9秒台を叩き出した。これまでの自己ベストは19年6月の全米大学選手権、昨年23年8月の世界陸上ブダペスト(準決勝)で記録した9秒97(日本歴代2位)で、そのタイムにあと0秒02に迫るレースとなった。 昨年の世界陸上ブダペスト大会では6位入賞のサニブラウンは、パリ五輪の参加標準記録(10秒00)を突破すれば即五輪代表に内定という条件だったが、前レースのセイコーゴールデングランプリ(19日)の予選で10秒07をマークするも、決勝では足がつった影響により8位(10秒97)で代表内定はお預けに。今季3月にアメリカで行われた大会(ハリケーン大学招待)では、参加標準記録に迫る10秒02(+0.5)をマークしていた。