15季ぶり開幕7連勝!ディアンズ奮闘でPO前進

 

 

 

 

スポニチアネックス

 

<BL東京・横浜>後半、タックルを受けながら突進するBL東京・ディアンズ(撮影・久冨木 修)

 ◇ラグビーリーグワン第7節 BL東京27-7横浜(2024年2月24日 秩父宮)  3試合が行われ、BL東京は昨季3位の横浜を27―7で下し、開幕7連勝を飾った。フィジカルバトルで優位に立って相手を混乱させ、守っても後半ロスタイムの1トライ1ゴールに抑える完勝劇。優勝したトップリーグ時代の08~09年シーズン以来の開幕7連勝で、プレーオフ進出へ前進した。昨季王者の東京ベイは4勝目を挙げて4位に浮上した。  チームスローガンにある「接点無双」ぶりを見せつけた。開始からFWに大型選手をそろえる相手に圧をかけ、試合全体を支配。前半4分、同16分と判断ミスや苦し紛れのキックを誘って一気にトライを取り切るなど、堅守速攻ぶりも際立った。トッド・ブラックアダー・ヘッドコーチは「特に前半の入りにFWでドミネート(支配)できた」と称賛。フル出場で体を張ったロックのディアンズも「80分までノートライに抑えられた」と自信を深めた様子だった。  前半33分には、No・8リーチ主将が右ふくらはぎを痛めて交代。数試合の欠場が予想されるものの、指揮官は「不在は他の選手の伸びしろ」。15季ぶりの開幕7連勝を果たしたチームは、絶対的主将の不在も前向きに捉える力強さを宿しつつある。