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NHK中川安奈アナ“けしからん投稿”継続も『あさイチ』担当を外れていた 「意味深異動」の背景に局の思惑
2月15日のNHK中川安奈アナの投稿(本人SNSより)© NEWSポストセブン 提供
2月14日、NHKは4月からの各ニュース番組の新体制を公式に発表した。産休に入る“絶対エース”和久田麻由子アナウンサー(35)が『NHKニュース7』を降板し副島萌生アナ(32)が後継を務めること、星麻琴アナが『ニュースウオッチ9』のキャスターに就任することなどが決まっている。
「けしからん」とされたニット姿。慶應大学卒業時の振り袖姿ほか、ミニスカート姿(全身)や他局アナと交流する様子など
看板番組のキャスター異動が注目されるなか、ある“注目株”に動きがあった。『サンデースポーツ』でメインキャスターを務める中川安奈アナ(30)が、2020年から務めていた『あさイチ』のリポーター担当を3月いっぱいで終えることが、「NEWSポストセブン」の取材でわかった。
“NHKらしくなさ”を評価の声も
中川アナの名がネット上を中心に知れ渡ったのは、今年1月のこと。『NHKサンデースポーツ』の公式X(旧Twitter)に掲載された中川アナの写真について、ボディラインが強調されたニットの服装などをスポーツ紙が取り上げ「けしからん」と記事化し、物議を醸したことがきっかけだった。
その影響もあってか、中川アナが個人で運用するインスタグラムのフォロワー数は現在5万人を突破(2月16日時点)。新体制発表翌日の2月15日にも、アイスクリームを片手に白のニット服を着た写真をアップしている。NHK関係者は、中川アナについてこう話す。
「業務内容とは関係のない発信を続ける彼女のSNSについて、局内では『過度な私的利用ではないか』といった声もあり、内心ヒヤヒヤしている幹部職員もいます。ですがその一方で『明るい性格をアピールできている』『今回の件でキャラ立ちに成功した』と評価する声も少なくありません」
中川アナは2016年にNHKに入局し、秋田放送局に3年間在籍。その後広島放送局に異動し、翌年の2020年から現在の東京アナウンス室勤務となって以降、『あさイチ』のリポーターを務めてきた。2022年に『サンデースポーツ』のメインキャスター担当となってからも『あさイチ』のリポーターを続けてきた彼女だが、なぜこのタイミングで『あさイチ』から外れたのか。
番組関係者は、「『今回の騒動の影響で飛ばされた』という意味合いの異動ではないはずです」と明かす。
“適材適所”の判断
「『あさイチ』の場合、午後のリハーサルのあとの台本直しが24時を回ることもあり、出演者は翌朝5時に出社しないといけない。本人も持ち前の前向きさで頑張っていましたが、『サンデースポーツ』担当になった2022年ごろには『出演と取材が重なると大変』とこぼすこともありました。ディレクターが気を遣って早く帰す日もあったんです。
今年はパリ五輪があるため、『あさイチ』でスポーツ関係の取材をすることが多い中川アナが忙しくなりすぎることを、局側が考慮したのかもしれません」(番組関係者)
彼女の多忙ぶりを緩和するための異動だったのでは、と話す番組関係者。一方、前出のNHK関係者は、「今回の騒動を受けて、“適材適所”の判断があったのかもしれない」と言う。
「『あさイチ』は主婦層の視聴者が多い。あえて邪推するなら、例の“けしからん服装”で話題になった彼女は番組の雰囲気に合わないと判断された可能性はあるでしょう。その意味でも、男性視聴者が多く、ニーズのあう『サンデースポーツ』に専念させるという決定になったのではないでしょうか」(前出・NHK関係者)
NHKに中川アナが『あさイチ』担当を終えることについて聞くと、「個別のキャスティングの過程や詳細については控えさせていただきます」との回答だった。
激務とされる女性アナウンサーの世界。負担が減ったことで、話題のインスタグラムのほか『サンデースポーツ』で、より元気な中川アナの姿を見られるようになるかもしれない。