スター軍団のトヨタにいまだ連勝なし…8位後退に姫野主将「もう少しスマートさを身に付けないと」

 

中日スポーツ

 

後半、ディフェンスの突破を試みるトヨタ・姫野(中央)

 

◇27日 ラグビー NTTリーグワン1部第6節 トヨタ12―28BL東京(豊田スタジアム)  

 

トヨタはBL東京に12―28で逆転負けを喫して3勝3敗となり、8位に後退した。今季はニュージーランド代表「オールブラックス」のSOバレット、SHスミスなど世界的なスターが加入しながら、ここまで連勝がなく、波に乗れない戦いが続いている。  

トヨタは前半8分、自陣深い位置で相手が反則した後、今季初先発のSH福田が素早く仕掛けた。密集を抜け出し、スペースにキック。そこへWTB高橋が走り込み、ボールを拾って右隅に先制トライを決めた。その後、逆転を許したが、7―10の3点差で折り返した。  

だが、後半は反則を重ねて流れを手放してしまう。後半17分に高橋のこの日2本目のトライで4点差まで詰め寄ったが、一時退場者を出した影響で防戦が続き、PGなどで点差を広げられた。  

昨秋のW杯で日本代表の主将を務めたナンバー8の姫野主将は「やりたいことをする、しようとする気持ちも高かったが、もう少しスマートさを身に付けないと」と反省。注目された相手ナンバー8、リーチ・マイケルとの新旧日本代表主将対決には「リーチさんに負けたくない思いは強い。ただ、いいライバル、パートナーとしてお互いに切磋琢磨(せっさたくま)しながら成長したい」と振り返った。