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埼玉・内田啓介 現役ラストシーズンは「楽しみたい」コロナ禍に単位取得、引退後は高校教師として「花園へ」

 

スポーツ報知

 

三重戦に先発した埼玉の内田啓介(カメラ・大谷翔太)

 

 

▽ラグビー・リーグワン 第6節 埼玉70―12三重(20日・熊谷)

 

 2季ぶりの優勝を目指す埼玉(旧パナソニック)は、今季昇格組の三重(旧ホンダ)に70―12で勝利。昨年12月に今季限りでの現役引退を表明したSH内田啓介はフル出場し、後半18分にトライを挙げるなど攻撃の軸としてチームの計10トライに貢献した。

 

 前身のトップリーグ、リーグワンで通算100キャップを獲得した第3節・BR東京戦後、突如シーズン終了後の引退を発表した内田。この日改めて「コロナ禍明けで優勝した時(21年度)くらいから『もうそろそろだろうな』という感覚はあって。なんとなく、漠然とありました」と、引退決断までの胸中を明かした。「自分のセカンドキャリアを考えないといけないというのがあった」と、理由は次なるステージを見据えてのもの。引退後は、高校教師を目指すと言う。

 

 筑波大在学時から教職課程をとっていたものの、当時は日本代表活動にも招集されていたため「教育実習を受けていなかった」。コロナ禍でチーム活動が一時停止したタイミングで通信大学に通い、不足分の単位を取得。群馬県内の高校で体育の教育実習に約3週間臨むなど、将来を考えた準備は進めていたという。目標は、母校の京都・伏見工高(現京都工学院高)でのラグビー指導。シーズン終了後に教員採用試験を受けると言い「母校に帰られたら。そこは公立校なので分からないけど、もう一回花園に出て盛り上げたい」と青写真を描く。

 

 引退発表後、周囲からは「うれしい事に、『まだやめないで』『さみしい』という声ももらう。より頑張れる」と内田。「今までの自分もラグビーを楽しんでいると感じていたけど、もうラストワンシーズン。1日1日が本当に最後なので、全ての局面が楽しい。練習の一つ一つ、皆と一緒にいる時間、試合もそうだけど本当に楽しませてもらっている。それを今シーズンラストと決めて、より思いました」と充実した表情で語った。