【高校ラグビー】大畑大介氏が選ぶ大会ベスト15

 

 

 

 

スポニチアネックス

 

<桐蔭学園・東福岡>後半、突破を図る桐蔭学園・城(撮影・北條 貴史)

 

 ◇第103回全国高校ラグビー 決勝 桐蔭学園8―5東福岡(2024年1月7日 花園ラグビー場 ) 

 

 Aシード校同士による決勝が7日に行われ、桐蔭学園(神奈川)が前回王者の東福岡(福岡)を8―5で破り、3大会ぶり4度目の優勝を飾った。テストマッチ通算69トライの世界記録を持ち、日本人2人目のワールドラグビー殿堂入りも果たした大畑大介氏(48)が今大会のベスト15を選出。MVPに桐蔭学園のNo・8城央祐(3年)を挙げた。攻守で体を張り続けた60分間。

 

部員103人をまとめ上げたリーダーシップを称えた。  接点で常に圧力をかけ、ボールキャリアーとしても前に出る推進力に秀でた城選手がMVPです。試合のパフォーマンスはもちろん、試合外の立ち居振る舞いも「春冬2冠」にふさわしいリーダーだった。 

 

 大阪桐蔭の西野陽選手、茗渓学園の川村航平選手ら今大会はフッカーに好素材が目立った。長く日本代表を引っ張ってきた堀江翔太(リーグワン埼玉)の活躍や影響力と決して無縁ではないだろう。中部大春日丘のNo・8浜浦幸太郎選手は高校日本代表候補にフッカーで選出されたように、大学進学後は2番に専念すると聞く。名護のFB宮里快一選手とともに将来が楽しみな選手の1人だ。  

 

2年生では佐賀工WTB内田慎之甫選手が出色の活躍だった。準決勝・東福岡戦は5分間で3トライ。狭いスペースでの加速力、競り合いにも負けない力強い走りは見事だった。小柄だが、馬力もある。W杯2連覇に貢献した南アフリカ代表WTBコルビ(東京SG)のようなタイプで、さらなる成長に期待したい。

 

(元日本代表WTB) 

 

 <大畑大介セレクト ベスト15>  

(1)井吹 勇吾(桐蔭学園3年)  

(2)西野  陽(大阪桐蔭3年)  

(3)茨木 海斗(東福岡3年)  

(4)中森 真翔(桐蔭学園3年)  

(5)坪根 章晃(東福岡3年)  

(6)松崎 天晴(東福岡3年)  

(7)福田 大和(中部大春日丘3年)  

(8)城  央祐(桐蔭学園3年)  

(9)井上 達木(佐賀工3年)  

(10)井上 晴生(東福岡3年)  

(11)斉藤 桜暉(中部大春日丘3年)  

(12)福田 正武(国学院栃木3年)  

(13)白井 瑛人(桐蔭学園3年)  

(14)森尾 大悟(茗渓学園3年)  

(15)小野沢謙真(静岡聖光学院3年)