ラグビー京産大、帝京大に逆転負け 同校初の決勝進出はならず

 

スポーツ報知

 

後半、トライを決める京産大・平野叶翔(中央)(カメラ・小泉 洋樹)

 

ラグビー全国大学選手権準決勝 帝京大37-30京産大(2日・国立競技場)  

 

関西大学ラグビーAリーグで23季ぶり5度目の優勝を飾った京産大が、15季ぶりに進出した準決勝で、関東対抗戦王者の帝京大と激突。前半を23―10とリードして折り返したが、後半に逆転を許して、同校初の決勝進出を逃した。  

 

京産大は試合開始直後に右サイドを突破されて先制トライ(T)を奪われたが、前半12分にFB竹下拓己(3年)=東福岡=がPGを決めて、まず3点を返した。

 

前半19分にも相手にTを許して7点差とされたが、同23分に再び竹下がPGを成功。さらに同29分にはゴール前のスクラムから、センターのジェイミー・ヴァカラヒ(4年)=日体大荏原=が抜け出して逆転のT。

 

竹下がコンバージョンキックも決めて、10―13と、試合をひっくり返した。  同38分には、竹下が3本目のPGを成功。さらにロスタイムに左ラインアウトからラックで押し込み、主将のプロップ平野叶翔(4年)=西陵=がTを決めて、23-10とリードを広げて前半を終えた。 

 

 後半は先に帝京大にPGとTを奪われて3点差に迫られたが、後半16分に平野が2本目のTを奪って10点差に。しかし、同23分にゴール前のスクラムからTを奪われて再び、3点差に詰められると、同31分にはSO高本幹也(3年)=大阪桐蔭=にPGを決められて追いつかれた。そして、後半終了間際の同37分に勝ち越しTを許して敗れた。  

 

2006年度以来の4強決戦に臨んだが、同校初の決勝進出をあと一歩で逃した。