
夏合宿(18日、長野・菅平)15年ぶりのラグビー大学王座奪回をめざす法大が帝京大との練習試合に12-29で完敗した。
今季のオープン戦は関東の上位チームからわずか1勝と苦戦中。昨季は王者・関東学院大に唯一黒星をつけている名門が、復権をかけて26日までの9日間で6試合というハード日程に臨む。
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法大のSH和田耕二主将(4年)は、前半5分に自陣ゴール前15メートル付近に抜け出してきた帝京大BKを、カバーディフェンスで猛然とタックル。開始早々のピンチの芽を摘む見せ場をつくったが、試合は完敗だった。
「前に出るディフェンスがハマる時はハマるんですが…。単発でつながりの部分がないですね」と和田は天を仰いだ。
昨季、関東学院大に唯一黒星をつけた法大だが、今春は大苦戦。関東上位校を相手に、勝ったのは立正大だけだ。失点が多い反省から、8月2日の北海道網走合宿から組織ディフェンスの整備に着手。
前回学生王者に立った年の明大戦(92年度大学選手権準決勝)のVTRを見て、相手にプレッシャーを与えるために前へ出るイメージを頭に刻み込んだ。
15季前の明大には、のちに日本代表歴代最多の79キャップを得たCTB元木由記雄(神戸製鋼)らがいたが、下馬評を覆して42-18で圧勝した。やればできる-。26日までの9日間で試練の6番勝負を敢行し、苦境の古豪が輝きを戻すきっかけを探す。
★帝京大、スクラム&セットプレーで圧倒
今季オープン戦で関東学院大や明大にも勝っている好調・帝京大は、スクラム、ラインアウトのセットプレーで圧倒。
前半のみの出場ながら2トライをあげたNO・8堀江翔太主将(4年)は「(トライは)意地でした。通用した部分、そうでない部分を反省したい」と気持ちを締め直した。
これでオープン戦は8戦7勝。
19日に一時帰京し、リフレッシュをはかって24日に再び菅平入りする。