21年前の今日私達にとってとても辛く悲しい事が起こった。
私は5歳、一瞬何が起きたのか分からなかったけどその出来事は今でも心と体に染みついている。
でもそのおかげで震災の恐ろしさを知り、人の温かみを知る事が出来た。

計5年の避難所や仮説住宅での生活は決して楽なものではなかったけれど、その分何処ででも生きていける知恵や術を身につける事が出来た。
悲しみは大きい。
失ったものも大きい。
けれど皮肉なものですが、得たものも大きい。

私は26年間しか生きていないけれど、人は何かを失った時に本当に大事なものや、大切にしなきゃいけないことに気づくことが出来、後悔や反省をする。
それは5歳の子供であろうと、大人であろうと同じ。

失うものがまた築き上げられるものならまだしも、そうではない命や思い出もある。
だからこれから生きていく中で、どんな形でも充実した人生を歩んでいきたいから感謝し、反省をし前向きに生きてはいきたいけどずっと後ろに引っ張られる後悔はしたくない。

時には立ち止まる事も大切。
「温故知新」過去を振り返り現実を受け止める事も大切。
でもそれは過去にすがりつくものではなく、これからの未来の為に使っていきたい。
きっとこの出来事は何年経っても消えることはないけど、背負って生きていきたい。


阪神淡路大震災で亡くなった方のご冥福をお祈りしてこの歌をみんなに届けたいと思います。

「しあわせはこべるように」

地震にも 負けない 強い心をもって
亡くなった方々のぶんも 毎日を 大切に 生きてゆこう
傷ついた神戸を もとの姿にもどそう
支えあう心と 明日への 希望を胸に
響きわたれ ぼくたちの歌
生まれ変わる 神戸のまちに
届けたい わたしたちの歌 しあわせ 運べるように


地震にも 負けない 強い絆(きずな)をつくり
亡くなった方々のぶんも 毎日を 大切に 生きてゆこう
傷ついた神戸を もとの姿にもどそう
やさしい春の光のような 未来を夢み
響きわたれ ぼくたちの歌
生まれ変わる 神戸のまちに
届けたい わたしたちの歌 しあわせ 運べるように
届けたい わたしたちの歌 しあわせ 運べるように

2016.1.17
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