昔の人は花の名前を付ける時
あまり考えずに付けていたのか、
なかなか失礼なネーミングをしていたなぁ、と感じる。
有名なのはオオイヌノフグリ。
あんなに綺麗な青を名前に入れないなんて。
摘み取ったら直ぐに落ちてしまう、繊細な花。
寒さに耐えながら
ようやく暖かい日差しと共にささやかに咲く
健気さ。
春の訪れを知らせてくれる私にとってワクワクする花なのに。
こちらはブタナ。
これまた失礼な名前。
豚のエサ用の草。
ヨーロッパからの帰化植物。
外来生物法で要注意外来生物に指定されて。
スラリとした花姿は凛として素敵なのに邪魔物扱い。
確かに子供の頃、この辺りは日本たんぽぽがまだ残っていて嬉しかったのに今は見当たらない。当時、ブタナは見当たらなかった。
人の都合で翻弄されているなぁ、と感じずにいられない。