こんにちは、ユウコです。

前世の話がこんな長くなると思いませんでした。
明日はマルシェです。
いつものところ、いつもの時間
私は土曜日だけ。
何度も言いますが、私は土曜日だけ。
よろしくお願いします。


日曜日に一度出た事がありますが、2日続けると私は体力がなくてダメみたいです。
今回はくじ引き企画もあります。何か素敵なプレゼントがあたるチャンスです。
私もいつものくじ引きの景品を出しますが…さて、どうしたものか。相変わらず「こんなもん」と思われるようなものを出そうとしています。でも、これシューって何か抜けて軽くなるんですよ。不思議ですね。
ギリギリまで悩みます。無くならなければ私のものになるので、それはそれであり、かな?

インスタにあげた画像は明日あたりでそっと消します。

注連縄や飾りは、こだわりすぎて、ガチガチに接着剤つけていません。極力接着剤は使っていませんので、引っ張ると抜けることがあります。
かけておく分には問題はありません。
ご注意ください。

〜〜〜


前回のつづき。

白拍子を男装で着ていたけれど
いい年齢になると、やっぱり噂になる。

あの頃近所にいたのが
藤原、源。
他にもあったけれど、そこが大きかった。
私が元々生まれた家の名は別。
けれど、そこもそれなりに名前は聞くかも。

あそこは、あの後も「けんき」が生まれて
また捨てて、を繰り返していると聞いた。
けれど、弟か、妹か、会った事がない。大抵そうなると、食べ物が極端にないのと、幼少期に高熱になるかでそんなに長くは生きられない。
私はすごく恵まれてここに連れてきてもらえた。
運が良かった。普通じゃない。
『孤児』だからそんな扱いをされてた、のだと思う。
けれど、あの時あの少年は私の家の門をたたき、一度私が家に入れるように交渉して、ダメだと分かってから家族に断ってから連れてきてくれている。
だから孤児だけれど、家がわかる孤児。今で言うところの育児放棄みたいなものだろう。

私はずっと恩返しのために生涯をかけて
受け入れてくれた家のために生きるのだと思っていた。もしそうでなければ、命の恩人の側につかえるつもりでいた。
だから、いい話がきても、特に何とも思わない。

もの好きもいて
おかしな格好をする私に会いに来る人がいた。
そちらはびわが得意。
来るたびに姉さまたちがもてなして、その人はびわをひいた。

父さまから、繰り返し言われた
身を固めなさい。いい歳なのだから。

あの時の少年は青年になり
暫くの間留守にするが、必ず帰ってくるからそれまで待っていてくれ、と言い残し
何年も何年も音沙汰がなくなった。

7年?8年?待って突然戻ってきた。周りからはからかわれたのだろう、と言われたし、もう亡くなったのではないかとも言われたけれどずっと待ってた。すぐに来たらわかるように〇〇にお願いをして、ずっと待ってた。
〇〇が呼びにきたから走っておもてに出たら
彼は血だらけで、もう虚で、そのまま倒れた。

泣き叫びながら名を呼ぶけれどもう息も絶え絶え。

そんな時、坊主が声をかけてきた。
その者の血を追い鬼が来るぞ
自分が少し食い止めてやろう。現世で散々遊んで悪さをして、償いに坊主になった。最期の善行に代わりに喰われてやる。そのかわり、来世の約束をしろ。

交渉して、ある約束をした。

父さまに連絡をとる
〇〇にこの先の事を頼む。急いで走らせる。
私は…家業の、1番難しい事をぶっつけ本番でする覚悟をきめて、それに挑み、その後生きている記憶がない。


坊主は手足を喰われたころに父さまがきて命拾いをした。けれど、その後長くはなかった。

鬼は腕を落とされてその後逃げられた

私は、私がしたことを最後まで見届ける義務があると父さまに言われ、それから何年も見えない形でその後の世をみた。彼が生き絶える日まで。

今世では坊主との約束は既に果たした。もう縛られることはない。
父さまは、現世の私の様子をみに時々来てくださる。あんな死に方をしたから、きっと心残りなのだろう。
兄さまたちは、歴史書に名前が記されている。もちろん、私の名はない。
源の血を継ぐ笛吹きの青年と、藤原の血を継ぐびわ弾きの青年も、今世でも特定はできている。けれど、あの時と今とは違うから、それはそれ。これはこれ。


…長い独り言を書きました。
何かだいぶはしょりましたけれど
書きたいことはかいたのかな。

だってほら、明日はマルシェだから。




いつもありがとうございます



ヒーリングサロン心咲