こんにちは、ユウコです。


以前質問いただいた、飾りのメンテナンス修理についてお問い合わせいただきましたので
此方にかいておきます。



…〜メンテナンス修理について〜…

メンテナンスは、直接私にご依頼ください。
飾りの状態をみて、お話をして、
①どの程度直すか、
②素材を追加するか、どの量を追加するか
③接着剤をどの程度使用するか 等
相談しお代をいただきます。
メンテナンス料金は、500円〜1万円程
料金は先払いです。

基本、直接取りに来ていただく形を取りたいと思います。郵送は潰れる可能性があるので控えます。
(過度な梱包はエコでは無いので)
どうしても郵送をご希望の方は事前にご連絡いただきますようお願いいたします。郵送用のレターパックなどを事前にご用意いただきます。
(SDGsの世の中です。極力簡易にします)
委託先では預かりません。
(事前に料金いただく形をとります。金額が変動しますので本来の作業料より多めに預けて頂くことになり、トラブルを避けるためにも、委託先でのご依頼は承らないことにしました)

ご理解、ご協力をお願いいたします。


〜〜〜

前回の続きから



男装は気が楽だった。
よく動ける、よく走れる
あまり周りが気にならなくなった。

そんな時に、また
あの少年が遊びにきた。だいぶ大人になって
かっこよくなってた。

私の顔をみて、そんなカッコしてるのかと笑い
土産だと言って可愛い櫛をくれた。
たまたま、その人を陰から見ていた姉さまが
何故あいつだけ、土産をもらえるのだと
怒ってまた、あとでいろんなことをされた。

当時は櫛はとても大切で
程々に大きくなった娘たちは
誰かいい人から櫛を貰うのを待っている

櫛は特別
今で言う、婚約指輪みたいなもの。

当時は私は知らなかったし
あちらも、そんなつもりはなく
櫛自体も、特別なものは漆塗りの綺麗な装飾がついた豪華なもの等色々あるけれど
私がもらったのは可愛い花の装飾がついた
木彫りの櫛。
だからけしてそういう意味は持たずに
おもちゃをあげるような感覚でお土産をくれたのだと思う。

ただ
私自身は、他人からお土産を貰ったことがなくて
男装していたし、おかしくて無口な子だったから
そもそも愛想もふりまかない。
だから姉さま達が客人からお土産を貰っていても、自分にだけないことなんてしょっちゅうで
貰う、ということがなかったから、
それはそれで、特別だった。

その櫛は
隠されてどこか怖いところに投げ入れられたけど、
泣きながら命懸けでとってきて
ずっとこの後大事にもつようになる。


命の恩人の少年は青年になり
もともとの家柄がよくて、品があった。
本人自身は着崩して、その品を出さないようにしていたようだが、あからさまに違う。

その頃青年は、何日か泊まるようになっていた。
父さまのお客様だから奥の部屋に通される。
夜にその青年が吹く笛がとても心地よく
寝る間を惜しんで木に登り
そっと聞いていた。

青年は父さまとよくそっと出かける。
小さい時から、そんな事をしているみたい。
後で話をきいたら
カッパ釣り、に行った事があったみたい。
カッパ…カッパって笑



いつもありがとうございます


ヒーリングサロン心咲