実は、随分前に買った本なのですが
個人的な理由から、事件性のあるストーリーを読む気持ちが湧かなくて
寝かせておりました。
京都の本などを読んでいるうちに
スッキリする本を読みたくなり
本棚を眺めていて
今かも!と手に取ったのが「デシート」でした。
スピード感があり、展開が速く
仕事の往復の電車の中で
あっという間に読み切ってしまいました。
場面が、パッパッパッパッ、と変わるので
まるでテレビや映画をみているような感覚になりました。
集中して一気読みしてしまった理由としては
展開の速さもありますが
魅力的なキャラクター設定もあるかもしれないですね。
事件を解いていく、「誠一」が外見も
人間的にも、イケてる気がしました。
ストーリーは
財閥会長の悪事を暴いていくものなのですが
この話、映画やドラマに向いているのではないかと思いました。
著者は、探偵事務所で働いていたそうですので
細かい部分が興味深かったのですが、
ご自身が経験した案件からも、随分ヒントを得ての事なのでしょうか。
自作を期待します。